TROJ_ADOBFP.SMA
Exploit:SWF/CVE-2011-0609.C (Microsoft); Trojan-Dropper.MSExcel.SwfDrop.c (Kaspersky); Exploit-MSExcel.h (McAfee)
Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003
マルウェアタイプ:
トロイの木馬型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
なし
感染報告の有無 :
はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。
マルウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。
その他
マルウェアは、以下の脆弱性を利用してゼロデイ攻撃を実行します。
セキュリティ対策の面からも以下の説明をご参照ください。
セキュリティ対策の面からも以下の説明を参照してください。
- Adobe Security Bulletin APSA11-01(英語のみ)
- APSB11-05:Flash Playerに関するセキュリティーアップデート公開(日本語抄訳)
- APSB11-06:Adobe Reader および Acrobat に関するセキュリティアップデート公開(日本語抄訳)
マルウェアは、脆弱性を利用した後、以下のファイルを作成し、実行します。
- %UserTemp%\alg.exe - 「BKDR_DEMTRAN.SM」として検出
(註:%User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。)
マルウェアは、自身を隠ぺいするために以下のように無害なファイルを作成し、開きます。
- %UserTemp%\20100323.xls
この無害なファイルは、Eメールの件名に関する内容を含んでいます。
対応方法
手順 1
Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 3
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_ADOBFP.SMA」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
註:セキュリティ対策の面からも以下の説明を参照し、脆弱性を修正してください。
ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください