解析者: Noel Anthony Llimos   

 別名:

Trojan-Ransom.Win32.Gen.hsq (Kaspersky), Ransom:Win32/Genasom (Microsoft),Trojan.GenericKD.30560421 (Bitdefender)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 12,800 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2018年4月8日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ランサムウェアの不正活動

マルウェアは、以下の文字列を含むファイルを暗号化します。

  • .jpg
  • .jpeg
  • .raw
  • .tif
  • .gif
  • .png
  • .bmp
  • .3dm
  • .max
  • .accdb
  • .db
  • .dbf
  • .mdb
  • .pdb
  • .sql
  • .dwg
  • .dxf
  • .c
  • .cpp
  • .cs
  • .h
  • .php
  • .asp
  • .rb
  • .java
  • .jar
  • .class
  • .py
  • .js
  • .rar
  • .zip
  • .7zip
  • .7z
  • .dat
  • .csv
  • .efx
  • .sdf
  • .vcf
  • .xml
  • .ses
  • .aaf
  • .aep
  • .aepx
  • .plb
  • .prel
  • .prproj
  • .aet
  • .ppj
  • .psd
  • .indd
  • .indl
  • .indt
  • .indb
  • .inx
  • .idml
  • .pmd
  • .xqx
  • .xqx
  • .ai
  • .eps
  • .ps
  • .svg
  • .swf
  • .fla
  • .as3
  • .as
  • .txt
  • .doc
  • .dot
  • .docx
  • .docm
  • .dotx
  • .dotm
  • .docb
  • .rtf
  • .wpd
  • .wps
  • .msg
  • .pdf
  • .xls
  • .xlt
  • .xlm
  • .xlsx
  • .xlsm
  • .xltx
  • .xltm
  • .xlsb
  • .xla
  • .xlam
  • .xll
  • .xlw
  • .ppt
  • .pot
  • .pps
  • .pptx
  • .pptm
  • .potx
  • .potm
  • .ppam
  • .ppsx
  • .ppsm
  • .sldx
  • .sldm
  • .wav
  • .mp3
  • .aif
  • .iff
  • .m3u
  • .m4u
  • .mid
  • .mpa
  • .wma
  • .ra
  • .avi
  • .mov
  • .mp4
  • .3gp
  • .mpeg
  • .3g2
  • .asf
  • .asx
  • .flv
  • .mpg
  • .wmv
  • .vob
  • .m3u8
  • .mkv
  • .m4a
  • .ico
  • .dic
  • rex
  • .hmg
  • .config

マルウェアは、以下のディレクトリ内で確認されたファイルを暗号化します。

  • %Application Data%
  • %Desktop%
  • %User Profile%

(註:%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。.. %Desktop%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Desktop"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\Desktop" です。.. %User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。.)

マルウェアは、暗号化されたファイルのファイル名に以下の拡張子を追加します。

  • .horros

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 14.178.06
初回 VSAPI パターンリリース日 2018年4月7日
VSAPI OPR パターンバージョン 14.179.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2018年4月8日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

「RANSOM_HARROS.THDOHAH」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「RANSOM_HARROS.THDOHAH」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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