解析者: Leidryn Saludez   

 プラットフォーム:

Linux

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

トレンドマイクロは、このマルウェアをNoteworthy(要注意)に分類しました。

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

身代金要求文書のファイルを作成します。

  詳細

ファイルサイズ 9,115,492 bytes
タイプ ELF
発見日 2024年5月29日
ペイロード ファイルの暗号化

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

感染活動

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

その他

マルウェアは、以下を実行します。

  • It runs ESXi-related commands to check that it is running in an ESXi environment
  • If the sample is not running inside an ESXi environment, it will terminate and delete itself
  • Once the ransomware runs in an ESXi environment, it will turn off any virtual machine and proceed on the encryption of VM files (VM disk, configuration, and metadata files)

マルウェアは、以下のパラメータを受け取ります。

  • -p → Execute normal functionality. Same as no command-line argument.
  • -f → Encrypt a specific drive
  • -s → Encrypt network shared resource
  • -e → Encrypt a specific folder/file

ランサムウェアの不正活動

マルウェアは、暗号化されたファイルのファイル名に以下の拡張子を追加します。

  • .PLAY

マルウェアが作成する以下のファイルは、脅迫状です。

  • {Root Directory}\PLAY_Readme.txt

<補足>
その他

マルウェアは、以下を実行します。

  • ESXi関連のコマンドを実行して、ESXi環境内で実行されていることを確認します。
  • ESXi環境内で実行されていない場合は、不正活動を終了して自身を削除します。
  • ESXi環境内で実行されると、すべての仮想マシンをオフにし、仮想マシン(VM)ファイル(仮想ディスクファイル、構成ファイル、メタデータファイル)の暗号化を継続します。

マルウェアは、以下のパラメータを受け取ります。

  • -p → 通常の機能を実行する(コマンドライン引数がない場合と同じ)
  • -f → 特定のドライブを暗号化する
  • -s → ネットワーク上の共有リソースを暗号化する
  • -e → 特定のフォルダ/ファイルを暗号化する

  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 19.370.03
初回 VSAPI パターンリリース日 2024年5月29日
VSAPI OPR パターンバージョン 19.371.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2024年5月30日

手順 1

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 2

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。  
  • {Root Directory}\PLAY_Readme.txt

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Ransom.Linux.PLAYDE.YXEE3T」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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