Ransom.Linux.NOESCAPE.THFOEBC
Trojan-Ransom.Noescape (IKARUS)
Linux
マルウェアタイプ:
身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
なし
感染報告の有無 :
はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
特定のフォルダ内のファイルを暗号化します。 身代金要求文書のファイルを作成します。 以下のファイル拡張子を持つファイルは暗号化しません。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、以下のファイルを作成します。
- /{Shell Script File Path}/motd ← Ransom note in motd format
- /{Shell Script File Path}/index.html ← Ransom note in html format
情報漏えい
マルウェアは、以下のパラメータを受け取ります。
- /{Specific path to encrypt}/
その他
マルウェアは、以下を実行します。
- It requires the following file to proceed to its routines:
- script_linux.sh <- Detected as Trojan.SH.NOESCAPE.THFOEBC
- It empties the trash/recycle bin by deleting the following folder recursively:
- /.local/share/Trash/info/
- /.local/share/Trash/files/
- It performs cleanup after execution by deleting the following files:
- Log files
- Backup files
- /{Malware File Path}/{Malware Filename}.elf
- /{Malware File Path}/index.html
- /{Malware File Path}/motd
- It replaces the /etc/motd with the ransom note
- It uses the following configuration setup:
- Local Configuration Key:
- Local ID: 164f8295-{Random Characters}
- IV Key: {Random Characters}
- MP Key: {Random Characters}
- Extensions:
- Ignore: [elf, exe, lib, bin, sys]
- Full: [sql]
- Settings:
- Build type: Linux
- Add to autorun: False
- Interval: 0
- Print note: False
- Set wallpaper: False
- Large file size: 1024 mb
- Spot size: 10 mb
- Local Configuration Key:
ランサムウェアの不正活動
マルウェアは、以下のディレクトリ内で確認されたファイルを暗号化します。
- Home directory ← Default
マルウェアは、暗号化されたファイルのファイル名に以下の拡張子を追加します。
- .BJDGAIHFHB
マルウェアが作成する以下のファイルは、脅迫状です。
- {Encrypted Directory}\HOW_TO_RECOVER_FILES.txt
以下のファイル拡張子を持つファイルについては暗号化しません:
- .bin
- .elf
- .exe
- .lib
- .sys
対応方法
手順 1
トレンドマイクロの機械学習型検索は、マルウェアの存在を示す兆候が確認された時点で検出し、マルウェアが実行される前にブロックします。機械学習型検索が有効になっている場合、弊社のウイルス対策製品はこのマルウェアを以下の機械学習型検出名として検出します。
- Troj.ELF.TRX.XXELFC1DFF030
手順 2
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Ransom.Linux.NOESCAPE.THFOEBC」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
手順 3
暗号化されたファイルをバックアップから復元します。
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