Ransom.Linux.KUIPER.THAAHBD
2024年2月6日
プラットフォーム:
Linux
危険度:
ダメージ度:
感染力:
感染確認数:
情報漏えい:
マルウェアタイプ:
身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
感染報告の有無 :
はい
概要
感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
身代金要求文書のファイルを作成します。 以下のファイル拡張子を持つファイルは暗号化しません。
詳細
ファイルサイズ 2,215,936 bytes
タイプ ELF
メモリ常駐 なし
発見日 2024年1月18日
ペイロード ファイルの暗号化
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
その他
マルウェアは、以下を実行します。
- It prints the number of processors and execution logs to the console.
- It checks if the file size is greater than 4,493,148,150 bytes. Only a certain percentage of the file will be encrypted.
- It checks if the file extension is any of the following. These files will be encrypted in its entirety regardless of the file size.
- .sql
- .txt
- .db
- .json
マルウェアは、以下のパラメータを受け取ります。
- -help → Displays the help menu.
- -kill {yes|no} → Kill loop for taskmgr, cmd, regedit, powershell. (Default: no)
- -note {yes|no} → Paste note after directory change and encryption. (Default: yes)
- -p {path} → Target folder to encrypt files
- -reboot {yes|no} → Reboot after end encryption of all files or disks. (Default: yes)
- -rename {yes|no} → Rename file after encryption. (Default: yes)
- -bm {yes|no} → Encrypt big files first (Default: yes)
ランサムウェアの不正活動
マルウェアは、以下のフォルダ内で確認されたファイルの暗号化はしません。
- /bin
- /boot
- /dev
- /etc
- /initrd
- /lib
- /lib64
- /libx32
- /opt
- /proc
- /root
- /run
- /sbin
- /srv
- /sys
- /tmp
- /usr/
- /var
マルウェアは、暗号化されたファイルのファイル名に以下の拡張子を追加します。
- .kuiper
マルウェアが作成する以下のファイルは、脅迫状です。
- {Encrypted directory}\README_TO_DECRYPT.txt
以下のファイル拡張子を持つファイルについては暗号化しません:
- .bak
- .bat
- .bin
- .blf
- .cfg
- .cmd
- .com
- .dat
- .dll
- .elf
- .exe
- .ini
- .lnk
- .msi
- .rtf
- .sys
- .tmp
対応方法
対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 19.104.02
初回 VSAPI パターンリリース日 2024年1月18日
VSAPI OPR パターンバージョン 19.105.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2024年1月19日
手順 1
トレンドマイクロの機械学習型検索は、マルウェアの存在を示す兆候が確認された時点で検出し、マルウェアが実行される前にブロックします。機械学習型検索が有効になっている場合、弊社のウイルス対策製品はこのマルウェアを以下の機械学習型検出名として検出します。
- Troj.ELF.TRX.XXELFC1DFF036
手順 2
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Ransom.Linux.KUIPER.THAAHBD」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
手順 3
暗号化されたファイルをバックアップから復元します。
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