解析者: Maria Emreen Viray   

 別名:

Ransom:Linux/FilcodrHive.G!MTB (MICROSOFT)

 プラットフォーム:

Linux

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、実行後、自身を削除します。

  詳細

ファイルサイズ 2,359,296 bytes
タイプ ELF
メモリ常駐 なし
発見日 2021年10月30日
ペイロード メッセージボックスの表示, ファイルの暗号化

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • {encrypted directory}/{random characters}.key.21k5p

マルウェアは、実行後、自身を削除します。

プロセスの終了

マルウェアは、感染コンピュータ上で以下のプロセスが常駐されていることを確認した場合、そのプロセスを終了します。

  • non-root processes

その他

マルウェアは、以下を実行します。

  • It continues with routine if executed with admin rights

マルウェアは、以下のパラメータを受け取ります。

  • -no-wipe: Skip wipe free disk space stage
  • {input path}: Encrypts {input path} only

ランサムウェアの不正活動

マルウェアは、暗号化されたファイルのファイル名に以下の拡張子を追加します。

  • .{random characters}.21k5p

マルウェアは、以下の内容を含む脅迫状のテキストファイルを残します。

  • {encrypted directory}/4oEi_HOW_TO_DECRYPT.txt

  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 17.166.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2021年11月1日
VSAPI OPR パターンバージョン 17.167.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2021年11月2日

手順 1

トレンドマイクロの機械学習型検索は、マルウェアの存在を示す兆候が確認された時点で検出し、マルウェアが実行される前にブロックします。機械学習型検索が有効になっている場合、弊社のウイルス対策製品はこのマルウェアを以下の機械学習型検出名として検出します。

     
    • Troj.ELF.TRX.XXELFC1DFF012

手順 2

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • {encrypted directory}/{random characters}.key.21k5p

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Ransom.Linux.HIVE.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 4

暗号化されたファイルをバックアップから復元します。


ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください