解析者: RonJay Kristoffer Caragay   

 別名:

Riskware/ReImageRepair (Fortinet); Win32/ReImageRepair.F potentially unwanted (ESET-NOD32); PUA.Win32.ReImageRepair.ReLi (Baidu)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    不要なアプリケーション

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

プログラムは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。 プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 768,512 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2015年3月18日

侵入方法

プログラムは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。

プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

プログラムは、以下のファイルを作成します。

  • %User Temp%\sqlite3.exe
  • %User Temp%\ReimagePackage.exe
  • %User Temp%\cfl.rei
  • %User Temp%\downloader log.txt
  • %User Temp%\downloader_version.xml
  • %User Temp%\repair_version.xml
  • %User Temp%\repair setup log.txt
  • %User Temp%\InstallationPixel.txt
  • %User Temp%\FF.bat
  • %User Temp%\FF.txt
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\avg-seal.bmp
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\Banner.dll
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\inetc.dll
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\installer-164x314.bmp
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\LogEx.dll
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\modern-header.bmp
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\nsDialogs.dll
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\nsExec.dll
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\stack.dll
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\System.dll
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\UserInfo.dll
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\WmiInspector.dll
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\xml.dll
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\ns{random}.tmp
  • %Desktop%\Resume Reimage Repair Installation.lnk

(註:%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.. %Desktop%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Desktop"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\Desktop" です。.)

プログラムは、以下のフォルダを作成します。

  • %Program Files%\Reimage\Reimage Repair
  • %User Temp%\ns{random}.tmp

(註:%Program Files%フォルダは、プログラムファイルのフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、 "C:\Program Files"、64bitのOS上で32bitのアプリケーションを実行している場合、 "C:\Program Files (x86)" です。.. %User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.)

他のシステム変更

プログラムは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Reimage

HKEY_CURRENT_USER\Software\Reimage

その他

プログラムは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • http://www.{BLOCKED}geplus.com/
  • http://{BLOCKED}p.reimage.com/
  • http://{BLOCKED}p.reimage.com/

  対応方法

対応検索エンジン: 9.750
SSAPI パターンバージョン: 1.619.00
SSAPI パターンリリース日: 2015年4月29日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE
    • Reimage
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • Reimage

手順 4

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %Program Files%\Reimage\Reimage Repair
  • %User Temp%\ns{random}.tmp

手順 5

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Temp%\sqlite3.exe
  • %User Temp%\ReimagePackage.exe
  • %User Temp%\cfl.rei
  • %User Temp%\downloader log.txt
  • %User Temp%\downloader_version.xml
  • %User Temp%\repair_version.xml
  • %User Temp%\repair setup log.txt
  • %User Temp%\InstallationPixel.txt
  • %User Temp%\FF.bat
  • %User Temp%\FF.txt
  • %Desktop%\Resume Reimage Repair Installation.lnk

手順 6

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「PUA_REIMAGEREPAIR」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください