解析者: Mc Justine De Guzman   

 別名:

PUP/Everyzone (PANDA) ;

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    潜在的に迷惑なアプリケーション

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 4,513,608 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2020年5月11日

侵入方法

プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

プログラムは、以下のフォルダを追加します。

  • %User Temp%\nsc7734.tmp -> deleted afterwards
  • %Program Files%\TurboVaccineOnlineSecurity
  • %Common Programs%\Åͺ¸¹é½Å ¿Â¶óÀÎ ½ÃÅ¥¸®Æ¼

(註:%User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。. %Program Files%フォルダは、デフォルトのプログラムファイルフォルダです。C:\Program Files in Windows 2000(32-bit)、Server 2003(32-bit)、XP、Vista(64-bit)、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Program Files"です。また、Windows XP(64-bit)、Vista(64-bit)、7(64-bit)、8(64-bit)、8.1(64-bit)、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Program Files(x86)" です。. %Common Programs%フォルダは、共通プログラムグループが含まれるフォルダです。Windows 2000、XP、Server 2003の場合、通常 "C:\Documents and Settings\All Users\Start Menu\Programs" です。また、Windows Vista、7、8の場合、通常 "C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs" です。)

プログラムは、以下のファイルを作成します。

  • %Program Files%\TurboVaccineOnlineSecurity\TvClFile.dll
  • %Program Files%\TurboVaccineOnlineSecurity\TvOSec.exe
  • %Program Files%\TurboVaccineOnlineSecurity\TvOSecRemove.exe
  • %Program Files%\TurboVaccineOnlineSecurity\TvOSecRun.exe
  • %Program Files%\TurboVaccineOnlineSecurity\TvOSecSvc.exe
  • %Program Files%\TurboVaccineOnlineSecurity\TvOSecUp.exe
  • %Program Files%\TurboVaccineOnlineSecurity\TvOSecUp.inf
  • %Program Files%\TurboVaccineOnlineSecurity\TvScFile.dll
  • %Common Programs%\Åͺ¸¹é½Å ¿Â¶óÀÎ ½ÃÅ¥¸®Æ¼\Åͺ¸¹é½Å ¿Â¶óÀÎ ½ÃÅ¥¸®Æ¼.lnk

(註:%Program Files%フォルダは、デフォルトのプログラムファイルフォルダです。C:\Program Files in Windows 2000(32-bit)、Server 2003(32-bit)、XP、Vista(64-bit)、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Program Files"です。また、Windows XP(64-bit)、Vista(64-bit)、7(64-bit)、8(64-bit)、8.1(64-bit)、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Program Files(x86)" です。. %Common Programs%フォルダは、共通プログラムグループが含まれるフォルダです。Windows 2000、XP、Server 2003の場合、通常 "C:\Documents and Settings\All Users\Start Menu\Programs" です。また、Windows Vista、7、8の場合、通常 "C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs" です。)

プログラムは、以下のプロセスを追加します。

  • %User Temp%\nsc7734.tmp\TvOSecClose.exe
  • %Program Files%\TurboVaccineOnlineSecurity\TvOSec.exe" /register
  • %Program Files%\TurboVaccineOnlineSecurity\TvOSecSvc.exe" /install

(註:%User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。. %Program Files%フォルダは、デフォルトのプログラムファイルフォルダです。C:\Program Files in Windows 2000(32-bit)、Server 2003(32-bit)、XP、Vista(64-bit)、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Program Files"です。また、Windows XP(64-bit)、Vista(64-bit)、7(64-bit)、8(64-bit)、8.1(64-bit)、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Program Files(x86)" です。)

他のシステム変更

プログラムは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TurboVaccineOnlineSecurity
Start Menu Folder = TurboVaccineOnlineSecurity

HKEY_CURRENT_USER\Software\TurboVaccineOnlineSecurity
InstDir = %Program Files%\TurboVaccineOnlineSecurity

HKEY_CURRENT_USER\Software\TurboVaccineOnlineSecurity
Caption = Åͺ¸¹é½Å ¿Â¶óÀÎ ½ÃÅ¥¸®Æ¼

HKEY_CURRENT_USER\Software\TurboVaccineOnlineSecurity
UpdateVersion = 160202

その他

プログラムは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TurboVaccineOnlineSecurity

HKEY_CURRENT_USER\Software\TurboVaccineOnlineSecurity

プログラムは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • www.{BLOCKED}one.com

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850

手順 1

Windows XP、Windows Vista 、Windows 7、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 4

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TurboVaccineOnlineSecurity
    • Start Menu Folder = TurboVaccineOnlineSecurity
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\TurboVaccineOnlineSecurity
    • InstDir = %Program Files%\TurboVaccineOnlineSecurity
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\TurboVaccineOnlineSecurity
    • Caption = Åͺ¸¹é½Å ¿Â¶óÀÎ ½ÃÅ¥¸®Æ¼
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\TurboVaccineOnlineSecurity
    • UpdateVersion = 160202

手順 5

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TurboVaccineOnlineSecurity
    • "" = ""
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\TurboVaccineOnlineSecurity
    • "" = ""

手順 6

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %Program Files%\TurboVaccineOnlineSecurity\TvClFile.dll
  • %Program Files%\TurboVaccineOnlineSecurity\TvOSec.exe
  • %Program Files%\TurboVaccineOnlineSecurity\TvOSecRemove.exe
  • %Program Files%\TurboVaccineOnlineSecurity\TvOSecRun.exe
  • %Program Files%\TurboVaccineOnlineSecurity\TvOSecSvc.exe
  • %Program Files%\TurboVaccineOnlineSecurity\TvOSecUp.exe
  • %Program Files%\TurboVaccineOnlineSecurity\TvOSecUp.inf
  • %Program Files%\TurboVaccineOnlineSecurity\TvScFile.dll
  • %Common Programs%\Åͺ¸¹é½Å ¿Â¶óÀÎ ½ÃÅ¥¸®Æ¼\Åͺ¸¹é½Å ¿Â¶óÀÎ ½ÃÅ¥¸®Æ¼.lnk

手順 7

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
註:このフォルダは、隠しフォルダとして設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %Program Files%\TurboVaccineOnlineSecurity
  • %Common Programs%\Åͺ¸¹é½Å ¿Â¶óÀÎ ½ÃÅ¥¸®Æ¼

手順 8

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「PUA.Win64.Everyzone.AA」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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