PE_TENGA.A
Windows
![](/vinfo/imgFiles/JPlegend.jpg)
マルウェアタイプ:
ファイル感染型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
なし
感染報告の有無 :
はい
概要
ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
ウイルスは、標的とするホストファイルの末尾に自身のコードを追記することにより感染活動を実行します。 ウイルスは、感染ファイル内に「infection marker(感染したことを示す印)」を作成します。
ウイルスは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。 ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。
ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。
詳細
侵入方法
ウイルスは、ネットワーク共有フォルダを経由してコンピュータに侵入します。
ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
ウイルスは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。
- gaelicum
ウイルスは、以下のプロセスにコードを組み込みます。
- winlogon.exe
ファイル感染
ウイルスは、以下の形式のファイルに感染します。
- .EXE
ウイルスが感染活動する際、ネットワーク共有フォルダ内の以下のファイル形式のファイルに感染します。
- .EXE
ウイルスは、標的とするホストファイルの末尾に自身のコードを追記することにより感染活動を実行します。
ウイルスは、感染ファイル内に「infection marker(感染したことを示す印)」を作成します。
ウイルスは、以下のファイルには感染しません。
- ntoskernel.exe
バックドア活動
ウイルスは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。
- Execute arbitrary codes
ウイルスは、以下のWebサイトにアクセスし、不正リモートユーザからのコマンドを送受信します。
- vx9.users.{BLOCKED}d.at:54321
ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。
ダウンロード活動
ウイルスは、以下のWebサイトにアクセスし、不正なファイルをダウンロードして実行します。
- http://utenti.{BLOCKED}s.it/vx9/dl.exe
ウイルスは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。
- {Malware path}\dl.exe
ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。
ウイルスは、ルートキット機能を備えていません。
ウイルスは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
Windowsをセーフモードで再起動します。
手順 4
以下のファイルを検索し削除します。
- {Malware path}\dl.exe
手順 5
コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「PE_TENGA.A」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
手順 6
以下の修正パッチをダウンロードし適用します。この脆弱性に対する修正パッチを適用するまで、該当製品の使用をお控えください。この製品の製造元が公開する正式な修正パッチをダウンロードし適用することをお勧めします。
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