Trend Micro Security

PE_TENGA.A

2017年2月8日
 更新者 : Byron Jon Gelera

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: ファイル感染型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要

感染経路 他のマルウェアからの作成, インターネットからのダウンロード, 共有ネットワークフォルダを介した感染活動

ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ウイルスは、標的とするホストファイルの末尾に自身のコードを追記することにより感染活動を実行します。 ウイルスは、感染ファイル内に「infection marker(感染したことを示す印)」を作成します。

ウイルスは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。 ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。


  詳細

ファイルサイズ 62,976 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2017年1月26日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続

侵入方法

ウイルスは、ネットワーク共有フォルダを経由してコンピュータに侵入します。

ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

ウイルスは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。

  • gaelicum

ウイルスは、以下のプロセスにコードを組み込みます。

  • winlogon.exe

ファイル感染

ウイルスは、以下の形式のファイルに感染します。

  • .EXE

ウイルスが感染活動する際、ネットワーク共有フォルダ内の以下のファイル形式のファイルに感染します。

  • .EXE

ウイルスは、標的とするホストファイルの末尾に自身のコードを追記することにより感染活動を実行します。

ウイルスは、感染ファイル内に「infection marker(感染したことを示す印)」を作成します。

ウイルスは、以下のファイルには感染しません。

  • ntoskernel.exe

バックドア活動

ウイルスは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • Execute arbitrary codes

ウイルスは、以下のWebサイトにアクセスし、不正リモートユーザからのコマンドを送受信します。

  • vx9.users.{BLOCKED}d.at:54321

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

ダウンロード活動

ウイルスは、以下のWebサイトにアクセスし、不正なファイルをダウンロードして実行します。

  • http://utenti.{BLOCKED}s.it/vx9/dl.exe

ウイルスは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • {Malware path}\dl.exe

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

ウイルスは、ルートキット機能を備えていません。

ウイルスは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 6.840.01
初回 VSAPI パターンリリース日 2010年2月10日
VSAPI OPR パターンバージョン 6.841.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2010年2月11日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。  
  • {Malware path}\dl.exe

手順 5

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「PE_TENGA.A」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 6

以下の修正パッチをダウンロードし適用します。この脆弱性に対する修正パッチを適用するまで、該当製品の使用をお控えください。この製品の製造元が公開する正式な修正パッチをダウンロードし適用することをお勧めします。


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