更新者 : Anthony Joe Melgarejo

 別名:

Virus:Win32/Quervar.gen!B (Microsoft), Trojan.Exprez.B (Symantec), W32/Quervar-C (Sophos), Virus.Win32.Quervar.a (Sunbelt), W32/Quervar.A (F-Prot), WIN.Worm.Dorifel (ClamAV), Win32/Quervar.E virus (ESET), W32/Quervar.E!tr (Fortinet), Trojan-Dropper.Delf (Ikarus)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    ファイル感染型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 不定
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2013年1月17日

侵入方法

ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

ウイルスは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %Application Data%\{random folder name}\{random file name}.exe

(註:%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。)

ウイルスは、以下のコンポーネントファイルを作成します。

  • %Application Data%\{random folder name}\{random file name}.exe.lnk

(註:%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。)

ウイルスは、以下のフォルダを作成します。

  • %User Profile%\Application Data\{random folder name}

(註:%User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。)

自動実行方法

ウイルスは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を変更します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows NT\CurrentVersion\Windows
load = "%Application Data%\{random folder name}\{random filename}.exe.lnk"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「""」となります。)

ファイル感染

ウイルスは、以下の形式のファイルに感染します。

  • exe
  • doc
  • docx
  • xls
  • xlsx

その他

ウイルスは、以下のように感染したファイルの拡張子を変更します。

  • ".doc" から ".cod.scr"
  • ".docx" から ".xcod.scr"
  • ".xls" から ".slx.scr"
  • ".xlsx" から ".xslx.scr"

そして、ウイルスは、感染したファイルのオリジナルのコピーを削除します。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.300
VSAPI OPR パターンバージョン 9.662.04
VSAPI OPR パターンリリース日 2013年1月17日

トレンドマイクロのお客様:

    最新のバージョン(パターンファイル および エンジン)を導入したセキュリティ対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。検出したファイルはすべて「削除」し、検出したウイルスはすべて「駆除」してください。削除対象となるファイルには、トロイの木馬型マルウェアやスクリプト系、上書き感染型ウイルス(overwriting virus)、ジョーク・プログラムなど「駆除」できないマルウェアがあげられ、これらのファイルを検出した場合は、すべて「削除」してください。

インターネットをご利用の皆様:

  • トレンドマイクロの「オンラインスキャン」を使って、あなたの PC がウイルスに侵されていないかどうかを簡単にチェックすることが可能です。オンラインスキャンはあなたのコンピュータの中に不正なプログラムが存在するかどうかをチェックします。
  • 今日、PCやネットワークをセキュリティ上の脅威から守り、安全なIT環境を維持するためには、セキュリティ製品を活用することが最も有効な方法となっています。トレンドマイクロは、一般の個人ユーザだけでなく、企業ユーザやインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)向けに、ウイルス対策製品やコンテンツセキュリティ対策をご提供しています。トレンドマイクロの製品・サービスについては、こちらをご参照ください。


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