更新者 : Augusto II Remillano

 別名:

Virus:Win32/Neshta.A (Microsoft), Win32/Neshta.A virus (NOD32), Virus.Win32.Neshta.a (Kaspersky)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    ファイル感染型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成, ファイルに感染

ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ウイルスは、標的とするファイルの先頭に自身のコードを追加して感染活動を行います。

  詳細

ファイルサイズ 41,472 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2018年10月22日
ペイロード ファイルの作成

侵入方法

ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

ウイルスは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %Windows%\svchost.com

ウイルスは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。

  • MutexPolesskayaGlush*.*{\xc2\x90}svchost.com\xc2\x90exefile\shell\open\command\xe2\x80\xb9\xc3\x80 "%1" %*\xc5\x93\xe2\x80\x98@

他のシステム変更

ウイルスは、以下のレジストリ値を変更します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
exefile\shell\open\
command
(Default) = "%Windows%\svchost.com "%1" %*"

ファイル感染

ウイルスは、以下の形式のファイルに感染します。

  • EXE

ウイルスは、標的とするファイルの先頭に自身のコードを追加して感染活動を行います。

ウイルスは、以下のサイズのファイルには感染しません。

  • less than 41,472 bytes or greater than 10,000,000 bytes

ウイルスは、ファイル名に以下の文字列を含むファイルには感染しません。

  • PROGRA~1
  • %Windows%
  • %Temp%

(註:%Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.. %Temp%フォルダは、一時的にファイルが保存されるフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、 "C:\Windows\Temp" です。.)

作成活動

ウイルスは、以下のファイルを作成します。

  • %Windows%\directx.sys - contains the full path name of the infected file that was last executed.

(註:%Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.)

<補足>
ファイル感染

ウイルスは、以下のサイズのファイルには感染しません。

  • 41,472 bytes以下、または10,000,000 bytes以上

作成活動

ウイルスは、以下のファイルを作成します。

このファイルには、最後に実行された感染ファイルの絶対パス名が含まれています。

  • %Windows%\directx.sys

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 10.632.03
初回 VSAPI パターンリリース日 2014年2月27日
VSAPI OPR パターンバージョン 10.633.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2014年2月28日

手順 1

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

変更されたレジストリ値を修正します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
事前に意図的に対象の設定を変更していた場合は、意図するオリジナルの設定に戻してください。変更する値が分からない場合は、システム管理者にお尋ねいただき、レジストリの編集はお客様の責任として行なって頂くようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\exefile\shell\open\command
    • From: (Default) = %Windows%\svchost.com "%1" %*"
      To: (Default) = "%1" %*"

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「PE_NESHTA.A-O」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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