OSX_KONTROL.EVL
MAC.OSX.Trojan.Lamadai.B (FSecure)
Mac OS X
マルウェアタイプ:
バックドア型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
なし
感染報告の有無 :
はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。
マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。 マルウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、以下のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。
- TROJ_MDROPR.LB
インストール
マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。
- /Applications/Automator.app/Contents/MacOS/DockLight
自動実行方法
マルウェアは、以下のファイルを作成します。
- /Library/LaunchAgents/com.apple.DockActions.plist
バックドア活動
マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。
- 1 - upload a file to the C&C server
- 2 - download a file from the C&C server
- 3 - execute a command using /bin/sh
マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。
- 2012.{BLOCKED}ip.net:8080
その他
マルウェアが実行するコマンドは、以下のとおりです。
- 1 - コマンド&コントロール(C&C)サーバへファイルをアップロード
- 2 - C&Cサーバからファイルをダウンロード
- 3 - シェルスクリプト「/bin/sh」を利用したコマンドの実行
対応方法
「OSX_KONTROL.EVL」 を作成またはダウンロードする不正なファイルを削除します。
手順 2
マルウェアが自動起動のために利用するファイルを削除します。このファイルを削除するためには、「ターミナル」ウインドウを開き、以下のコマンドを入力してください。
rm "/Library/LaunchAgents/com.apple.DockActions.plist"
手順 3
マルウェアのプロセスを終了します。マルウェアのプロセスを終了するために、「ターミナル」ウインドウを開き、以下の作業を行なってください。
- 「ターミナル」ウインドウに以下のコマンドを入力してください。
ps -A
- 「ターミナル」ウインドウ内に以下と同じような文字列を検索してください。そして<数値>を確認し、メモ等をとってください。この数値は、マルウェアのプロセスID(PID)です。
<数値> ?? Ss <時間> /Applications/Automator.app/Contents/MacOS/DockLight
- 以下のコマンドをコマンドを入力してください。
kill <確認したマルウェアのPID>
手順 4
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「OSX_IMULER.C」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
註:
- 「ターミナル」ウインドウを開くには、[Finder]にある[アプリケーション]-[ユーティリティ]-[ターミナル]をダブルクリックします。
- 「ターミナル」ウインドウを閉じるには、Command キーとQキーを同時に押します。
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