JAVA_GONDY.A
Exploit:Java/CVE-2012-4681.O (Microsoft), Exploit.Java.CVE-2012-0507.pe (Kaspersky), Trojan.Maljava!gen24 (Symantec), Exploit.Java.CVE-2012-0507.AY (FSecure), EXP/2012-1723.ER.1 (Antivir), Java/Dong.A (Authentium), Exploit.Java.CVE-2012-0507.AY (Bitdefender), JAVA.Exploit.Agent-1 (Clamav), Java/Agent.NDE!exploit (Fortinet), Java/Dong.A (exact) (Fprot), Exploit.Java.CVE-2012 (Ikarus), a variant of Java/Exploit.CVE-2012-4681.A trojan (NOD32)
Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003
マルウェアタイプ:
トロイの木馬型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
感染報告の有無 :
はい
概要
トレンドマイクロは、このマルウェアをNoteworthy(要注意)に分類しました。
マルウェアは、Java Runtime Environment(JRE)に存在する脆弱性を利用するJava Applet(Javaアプレット)の一部です。マルウェアは、HTMLファイルを用いてバックドア型マルウェアをダウンロードおよび実行します。
マルウェアは、コンピュータのシステムがWindows OSで実行しているか確認し、「JS_FIEROPS.A」として検出されるコンポーネントHTMLファイルを用いて、「BKDR_POISON.BLW」として検出されるバックドア型マルウェアをダウンロードおよび実行します。そして、この不正なJavaアプレットは、実行されるとバイナリを削除します。
マルウェアは、リモートサイトから他のマルウェアまたはグレイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。
マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。
マルウェアは、感染コンピュータ上で、特定の感染活動を実行します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、リモートサイトから以下のマルウェアまたはグレイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。
- JS_FIEROPS.A
マルウェアは、以下のリモートサイトからダウンロードされ、コンピュータに侵入します。
- http://ok.{BLOCKED}4.net/meeting/applet.jar
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.104.149/public/meeting/applet.jar
ダウンロード活動
マルウェアは、以下のソフトウェアに存在する脆弱性を利用して感染活動をします。これにより、不正ファイルがダウンロードされます。
マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。
その他
マルウェアは、以下の感染活動を実行します。
- Disable security features
- Download and execute binary components
- Check the target's operating system
マルウェアが実行する感染活動は以下のとおりです。
- セキュリティ関連の機能の無効化
- バイナリコンポーネントのダウンロードおよび実行
- 感染させるコンピュータのオペレーティングシステム(OS)の確認
マルウェアは、Java Runtime Environment(JRE)に存在する脆弱性を利用するJava Applet(Javaアプレット)の一部です。マルウェアは、コンピュータのシステムがWindows OSで実行しているか確認します。そして、「JS_FIEROPS.A」として検出されるコンポーネントHTMLファイルを用いて、以下のように保存されたファイルをダウンロードおよび実行します。
- %User Temp%\update.exe
このファイルは、「BKDR_POISON.BLW」として検出されます。 そして、この不正なJavaアプレットは、実行されるとバイナリを削除します。
(註:%User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。.)
対応方法
手順 1
Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 3
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「JAVA_GONDY.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
手順 4
以下の修正パッチをダウンロードし適用します。この脆弱性に対する修正パッチを適用するまで、該当製品の使用をお控えください。この製品の製造元が公開する正式な修正パッチをダウンロードし適用することをお勧めします。
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