BKDR_QAKBOT.BI
Windows 2000, XP, Server 2003
マルウェアタイプ:
バックドア型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
なし
感染報告の有無 :
はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。
マルウェアは、ランダムなポートを開きます。
マルウェアは、特定のフォルダ内にダウンロードしたファイルを保存します。
マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。
マルウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。
- ~sasg2136ggvsdswin
自動実行方法
マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
{Random Name} = ""%System Root%\Documents And Settings\All Users\_qbothome\_qbotinj.exe", "%System Root%\Documents And Settings\All Users\_qbothome\_qbot.dll", /c {Random application name}"
バックドア活動
マルウェアは、ランダムなポートを開き、不正リモートユーザが感染コンピュータに接続できるようにします。接続されると、不正リモートユーザは、感染コンピュータ上でのコマンド実行が可能となります。
ダウンロード活動
マルウェアは、特定のフォルダ内にダウンロードしたファイルを保存します。
その他
このマルウェアのコードから、マルウェアは、以下の機能を備えています。
- Its downloaded component files are referenced in its code:
- alias__qbot.cb
- alias__qbotnti.exe
- _qbotinj.exe
- _qbot.dll
- alias__qbotinj.exe
- alias__qbot.dll
- _qbotnti.exe
- _qbotinj
- It then save these files in the following folder: %system Root%\\All Users\\_qbothome
- It searches for information from the registry key, HKEY_CURRENT_USER\\Software\\Microsoft\\Internet Account Manager\\Accounts, which may include Outlook Express passwords, Internet Explorer AutoComplete passwords, and Internet Explorer Password-protected sites.
- It also monitors affected users' browsing habits specifically on websites that contains any of the following strings:
- cashproonline.bankofamerica.com
- /cashplus/
- ebanking-services.com
- /cashman/
- web-cashplus.com
- treas-mgt.frostbank.com
- business-eb.ibanking-services.com
- treasury.pncbank.com
- access.jpmorgan.com
- ktt.key.com
- onlineserv/CM
- premierview.membersunited.org
- directline4biz.com
- onb.webcashmgmt.com
- tmconnectweb
- moneymanagergps.com
- ibc.klikbca.com
- directpay.wellsfargo.com
- express.53.com
- itreasury.regions.com
- itreasurypr.regions.com
- cpw-achweb.bankofamerica.com
- businessaccess.citibank.citigroup.com
- businessonline.huntington.com
マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスしてインターネット接続を確認します。
- http://www.{BLOCKED}cdc2121cdsfdfd.com
- http://{BLOCKED}eter.com
マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。
対応方法
手順 1
Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
Windowsをセーフモードで再起動します。
手順 3
このレジストリ値を削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
- {Random Name} = %System Root%\Documents And Settings\All Users\_qbothome\_qbotinj.exe, %System Root%\Documents And Settings\All Users\_qbothome\_qbot.dll, /c {Random application name}
- {Random Name} = %System Root%\Documents And Settings\All Users\_qbothome\_qbotinj.exe, %System Root%\Documents And Settings\All Users\_qbothome\_qbot.dll, /c {Random application name}
手順 4
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「BKDR_QAKBOT.BI」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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