解析者: Michael Cabel   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    バックドア型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 他のマルウェアからの作成, インターネットからのダウンロード

トレンドマイクロは、このマルウェアをNoteworthy(要注意)に分類しました。

マルウェアは、Windows 8のユーザを対象とします。マルウェアは、検出を避けるために、自身のコマンド&コントロール(C&C)との通信に「Google ドキュメント」を利用します。

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。

マルウェアは、感染コンピュータから特定の情報を収集します。

  詳細

ファイルサイズ 151,552 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2012年11月21日
ペイロード 情報収集, システムセキュリティへの感染活動

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。

  • G46A33F21110

バックドア活動

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • Terminate itself
  • Download and execute files
  • Change IP
  • Open command line

情報漏えい

マルウェアは、感染コンピュータから以下の情報を収集します。

  • Current folder path
  • Domain admin
  • Domain name
  • GUID
  • Host name
  • Local admin
  • OS build version
  • User name
  • Windows base version
  • Windows version

その他

マルウェアは、検出を避けるために、自身のプロキシサーバとして以下のWebサイトを利用します。そして、自身のコマンド&コントロール(C&C)サーバに接続します。

  • https://docs.google.com

マルウェアは、以下のコマンドを実行します。

  • 自身の終了
  • ファイルのダウンロードおよび実行
  • IPアドレスの変更
  • コマンドラインを開く

マルウェアが収集する情報は、以下のとおりです。

  • マルウェアが存在する場所のフォルダのパス
  • ドメイン管理者
  • ドメイン名
  • GUID
  • ホスト名
  • ローカルPCの管理者
  • オペレーティングシステム(OS)のビルドのバージョン
  • ユーザ名
  • WindowsBaseのバージョン
  • Windowsのバージョン

  対応方法

対応検索エンジン: 9.300
初回 VSAPI パターンバージョン 9.540.03
初回 VSAPI パターンリリース日 2012年11月21日
VSAPI OPR パターンバージョン 9.541.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2012年11月22日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「BKDR_MAKADOCS.JG」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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