解析者: Johnlery Triunfante   
 更新者 : John Anthony Banes

 別名:

W32/HackedCCleaner.FAF7!tr (FORTINET); Trojan.PRForm.A (BITDEFENDER)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    バックドア型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 他のマルウェアからの作成, インターネットからのダウンロード

マルウェアは情報を収集し、自身のサーバに送出します。

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。 マルウェアは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。 ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

  詳細

ファイルサイズ 7,680,216 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2017年9月21日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続, 情報収集

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Piriform\
Agomo

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Piriform\
Agomo
MUID = {value}

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Piriform\
Agomo
TCID = {value}

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Piriform\
Agomo
NID = {value}

感染活動

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • Download and execute arbitrary codes

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正リモートユーザからのコマンドを送受信します。

  • https://216.{BLOCKED}.225.{BLOCKED}

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

その他

マルウェアは、以下のWebサイトにDNSリクエストを実行します。

  • ab{random hex values}.com
    • If unable to connect to IP https://216.{BLOCKED}.225.{BLOCKED}, it performs this DNS request to get and connect to the second IP address.
    • It uses domain generation algorithm (DGA) for its servers, where {random hex values} is based on the month and year of the system time.
    • The secondary IP address is computed based on the returned IP address from this site.

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • 任意のコードのダウンロードおよび実行

その他

マルウェアは、以下を実行します。

  • 活動を開始する前に10分以上待機します。
  • ユーザが管理者権限を持っていない場合は、活動を終了します。

マルウェアは、以下のWebサイトにDNSリクエストを実行します。

  • ab{random hex values}.com
    • IPアドレス"https://216.{BLOCKED}.225.{BLOCKED}"に接続できなかった場合、マルウェアはこのDNSリクエストを実行して、別のIPアドレスに接続します。
    • マルウェアは、サーバに接続するために「Domain Generation Algorithm(DGA)」を利用します。"{random hex values}"はシステム時間の年月に基づきます。
    • 最初のIPアドレスが接続不可だった際に利用される2番目のIPアドレスは、"ab{random hex values}.com"から返されるIPアドレスに基づいて計算されます。

マルウェアは以下の情報を収集し、自身のサーバに報告します。

  • コンピュータ名
  • インストールされているプログラムと更新プログラム
  • オペレーティングシステム(OS)のバージョン
  • システムタイプ(32bitか64bitか)
  • ホスト名
  • ドメイン名
  • IPアドレス
  • MACアドレス
  • 実行中のプロセス
    • ユーザが管理者であるかどうか
    • プロセスが64ビットかどうか

マルウェアは、ルートキット機能を備えていません。

マルウェアは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 13.668.02
初回 VSAPI パターンリリース日 2017年9月19日
VSAPI OPR パターンバージョン 13.669.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2017年9月20日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

「BKDR_CCHACK.A」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 4

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Piriform\Agomo
    • MUID = {value}
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Piriform\Agomo
    • TCID = {value}
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Piriform\Agomo
    • NID = {value}

手順 5

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Piriform
    • Agomo

手順 6

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「BKDR_CCHACK.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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