解析者: Rika Joi Gregorio   

 別名:

Trojan.Win32.Agent.acljc (Kasperksy)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    バックドア型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成, 物理ドライブまたはリムーバブルドライブ経由による侵入

マルウェアは、リムーバブルドライブを介してコンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。

マルウェアは、Internet Explorer(IE)のセキュリティ設定レベルを下げます。

マルウェアは、感染コンピュータや感染ユーザから特定の情報を収集します。

マルウェア マルウェアは、自身(コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した マルウェア )を削除します。

  詳細

ファイルサイズ 241,664 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2013年10月22日
ペイロード システムセキュリティへの感染活動, 情報収集

侵入方法

マルウェアは、リムーバブルドライブを介してコンピュータに侵入します。

マルウェアは、ネットワーク共有フォルダを経由してコンピュータに侵入します。

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のプロセスにコードを組み込みます。

  • explorer.exe

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
{random letters} = "%Application Data%\{random folder found}\{filename found in %System%}"

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Explorer\Main
NoProtectedModeBanner = "1"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Internet Settings
DisableCachingOfSSLPages = "1"

バックドア活動

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • Download and execute arbitrary files
  • Upload files
  • Update itself
  • Modify system settings
  • Terminate processes
  • Downloads and loads additional plugin
    • disk propagation

Webブラウザのホームページおよび検索ページの変更

マルウェアは、IEのセキュリティ設定レベルを下げます。

情報漏えい

マルウェアは、以下の情報を収集します。

  • CPU Information
  • OS Version and Installation Information
  • Disk Devices list, type and status
  • Computer Name
  • Admin Rights
  • Code Page
  • Web Browser Version (Internet Explorer, Firefox, Chrome)
  • Anti-malware Software Installed
  • Virtual Machine check
  • Startup Programs
  • VMWare Information
  • Installed Software (found under HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE registry subkey)
  • Running Processes
  • Cookies
  • Network traffic
  • CPUID

その他

マルウェア は、自身(コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した マルウェア )を削除します。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.300
初回 VSAPI パターンバージョン 10.360.01
初回 VSAPI パターンリリース日 2013年10月23日
VSAPI OPR パターンバージョン 10.361.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2013年10月23日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

この「BKDR_CAPHAW.EF 」が作成、あるいは、ダウンロードした以下のファイルを検索し、検索した場合は削除してください。

     
    • LNK_CAPHAW.SM

手順 3

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 4

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • {random letters} = "%Application Data%\{random folder found}\{filename found in %System%}"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\Main
    • NoProtectedModeBanner = "1"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings
    • DisableCachingOfSSLPages = "1"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\Zones\3
    • 2500 = "3"

手順 5

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「BKDR_CAPHAW.EF 」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 6

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「BKDR_CAPHAW.EF 」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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