Backdoor.Win32.PIKABOT.C
Trojan.Win32.Pikabot (IKARUS)
Windows
マルウェアタイプ:
バックドア型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
はい
感染報告の有無 :
はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、以下のプロセスを追加します。
- %System%\SearchProtocolHost.exe → legitimate executable where it will inject the Pikabot core module
- whoami.exe /all
- ipconfig.exe /all
- netstat.exe -aon
(註:%System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.)
マルウェアは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。
- {A77FC435-31B6-4687-902D-24153579C738}
情報漏えい
マルウェアは、以下の情報を収集します。
- OS Version
- Build Number
- Product Number
- User Name
- Computer Name
- CPU Name
- System Uptime
- GPU Name
- RAM Amount
- Screen Resolution
- Domain Controller Name
- Domain Controller Address
- Network Information
- User/Groups Information
- Running Processes
情報収集
マルウェアは、HTTPポスト を介して、収集した情報を以下のURLに送信します。
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.55:2225/cervicobrachial/oIP7xH86DZ6hb?vermixUnintermixed=beatersVerdigrisy&backoff=9zFPSr
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.25:2967/cervicobrachial/oIP7xH86DZ6hb?vermixUnintermixed=beatersVerdigrisy&backoff=9zFPSr
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.01:13720/cervicobrachial/oIP7xH86DZ6hb?vermixUnintermixed=beatersVerdigrisy&backoff=9zFPSr
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.100:13721/cervicobrachial/oIP7xH86DZ6hb?vermixUnintermixed=beatersVerdigrisy&backoff=9zFPSr
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.139:2222/cervicobrachial/oIP7xH86DZ6hb?vermixUnintermixed=beatersVerdigrisy&backoff=9zFPSr
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.156:2078/cervicobrachial/oIP7xH86DZ6hb?vermixUnintermixed=beatersVerdigrisy&backoff=9zFPSr
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.190:2223/cervicobrachial/oIP7xH86DZ6hb?vermixUnintermixed=beatersVerdigrisy&backoff=9zFPSr
その他
マルウェアは、以下を実行します。
- After sending the gathered information, the malware's behavior will depend on the response of the C&C server. However, as of this writing, the said sites are inaccessible
- It checks if the following virtual machine, sandbox, or security program related module(s) is loaded in the affected system:
- cmdvrt.32.dll
- cmdvrt.64.dll
- dbghelp.dll
- cuckoomon.dll
- pstorec.dll
- avghookx.dll
- avghooka.dll
- snxhk.dll
- api_log.dll
- dir_watch.dll
- wpespy.dll
- kernel32.dll
- networkexplorer.dll
- NlsData0000.dll
- NetProjW.dll
- Ghofr.dll
- fg122.dll
- It terminates if the system default language is one of the following:
- Russian
- Ukrainian
対応方法
手順 1
Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Backdoor.Win32.PIKABOT.C」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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