Backdoor.Win32.COBEACON.OSLJDV
2022年7月22日
プラットフォーム:
Windows
危険度:
ダメージ度:
感染力:
感染確認数:
情報漏えい:
マルウェアタイプ:
バックドア型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
はい
感染報告の有無 :
はい
概要
感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。
詳細
ファイルサイズ 615,424 bytes
タイプ DLL
メモリ常駐 はい
発見日 2022年7月15日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続, システム情報の収集
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
バックドア活動
マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。
- Impersonate tokens
- Execute arbitrary commands
- Manage files(Create, Delete, Modify, Move, Copy)
- Manage directories(Create, Remove)
- Manage processes(Create, Open, Terminate)
- Inject code into processes
- Connect and disconnect to a named pipe
- Escalate privileges
- Upload/download files
- Enumerate drives
マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正リモートユーザからのコマンドを送受信します。
- https://{BLOCKED}ncnow.com/Upset/v4.27/82GK4E4PV
- https://{BLOCKED}ncnow.com/produce/v10.98/0FRTLTXWT
情報漏えい
マルウェアは、以下の情報を収集します。
- Username
- Computer Name
- Current Process ID
- OS Version and Architecture
その他
マルウェアは、以下を実行します。
- It requires a specific user name to proceed with its intended routine.
対応方法
対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 17.696.03
初回 VSAPI パターンリリース日 2022年7月19日
VSAPI OPR パターンバージョン 17.697.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2022年7月20日
手順 1
Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
「Backdoor.Win32.COBEACON.OSLJDV」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。
[ 詳細 ]
- すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
- 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
セーフモードについては、こちらをご参照下さい。 - 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。
手順 3
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Backdoor.Win32.COBEACON.OSLJDV」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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