解析者: Karen Ivy Titiwa   

 別名:

Backdoor.Linux.Dofloo.c (KASPERSKY); ELF/Dofloo.C!tr(FORTINET)

 プラットフォーム:

Linux

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    バックドア型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 他のマルウェアからの作成, インターネットからのダウンロード

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。

  詳細

ファイルサイズ 1,001,465 bytes
タイプ ELF
メモリ常駐 はい
発見日 2020年6月4日
ペイロード DoS攻撃またはDDoS攻撃, 情報収集

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のプロセスを追加します。

  • sed -i -e '/exit/d' /etc/rc.local
  • sed -i -e '/^\r\n|\r|\n$/d' /etc/rc.local
  • sed -i -e '/%s/d' /etc/rc.local
  • sed -i -e '2 i%s/%s' /etc/rc.local
  • sed -i -e '2 i%s/%s start' /etc/rc.d/rc.local
  • sed -i -e '2 i%s/%s start' /etc/init.d/boot.local

バックドア活動

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • Initiate DDoS attacks:
    • TCP flood
    • Challenge Collapsar (CC) attack
  • Stop DDoS attack
  • Execute shell commands

情報漏えい

マルウェアは、以下の情報を収集します。

  • CPU information
  • Memory statistics
  • IP address of infected machine
  • Reads the following information from /proc:
    • /proc/stat
    • /proc/meminfo
    • /proc/cpuinfo
    • /proc/net/dev
    • /proc/self/exe
    • /proc/self/maps
    • /proc/sys/vm/overcommit_memory
    • /proc/sys/kernel/rtsig-max
    • /proc/sys/kernel/ngroups_max
    • /proc/sys/kernel/osrelease
    • /proc/self/fd/%d/%s
    • /proc/self/fd
    • /proc/net

その他

マルウェアは、以下のファイルを開きます。

  • /etc/host.conf
  • /etc/resolv.conf
  • /etc/nsswitch.conf
  • /etc/suid-debug
  • /etc/ld.so.cache

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 15.910.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2020年6月4日
VSAPI OPR パターンバージョン 15.911.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2020年6月5日

最新のバージョン(エンジン、スパイウェアパターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、スパイウェア検索を実行してください。「Backdoor.Linux.DOFLOO.AB」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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