解析者: Jaime Benigno Reyes   

 別名:

Riskware/Searchya (Fortinet), WebToolbar.Win32.Searchya (Ikarus)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 感染確認数:
 システムへの影響:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    アドウェア

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

アドウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 18,13,288 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2012年11月15日

侵入方法

アドウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

アドウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %Program Files%\IRONSOURCE\searchya\1.5.13.0\bh\searchya.dll
  • %Program Files%\IRONSOURCE\searchya\1.5.13.0\ESCORTSHLD.DLL
  • %Program Files%\IRONSOURCE\searchya\1.5.13.0\SEARCHYAAPP.DLL
  • %Program Files%\IRONSOURCE\searchya\1.5.13.0\SEARCHYAENG.DLL
  • %Program Files%\IRONSOURCE\searchya\1.5.13.0\SEARCHYASRV.EXE
  • %Program Files%\IRONSOURCE\searchya\1.5.13.0\SEARCHYATLBR.DLL
  • %Program Files%\IRONSOURCE\searchya\1.5.13.0\UNINSTALL.EXE
  • %System Root%\sqlite3.dll
  • %System Root%\user.js
  • %User Temp%\IRONSOURCE\searchya\1.5.13.0\SEARCHYA4FFX.EXE
  • %User Temp%\IRONSOURCE\searchya\1.5.13.0\SEARCHYA4IE.EXE
  • %User Temp%\ns{random letter}{random number}.tmp\InetLoad.dll
  • %User Temp%\ns{random letter}{random number}.tmp\mt.dll
  • %User Temp%\ns{random letter}{random number}.tmp\nsisos.dll
  • %User Temp%\ns{random letter}{random number}.tmp\System.dll
  • %User Temp%\ns{random letter}{random number}.tmp\Time.dll
  • %User Temp%\ns{random letter}{random number}.tmp\UserInfo.dll

(註:%Program Files%は、標準設定では "C:\Program Files" です。. %System Root%は、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。. %User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。)

その他

アドウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • http://reports.{BLOCKED}ra.com/reports

  対応方法

対応検索エンジン: 9.300
SSAPI パターンバージョン: 1.346.02
SSAPI パターンリリース日: 2012年11月15日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

起動中ブラウザのウインドウを全て閉じてください。

手順 3

自身のアンインストールオプションを使用し、「ADW_SEARCHYA」を削除します。

[ 詳細 ]
マルウェアのプロセスの削除

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]

コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %System Root%\sqlite3.dll
  • %System Root%\user.js

手順 5

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
註:このフォルダは、隠しフォルダとして設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Temp%\IRONSOURCE
  • %User Temp%\ns{random letter}{random number}.tmp

手順 6

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「ADW_SEARCHYA」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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