Windows起動時の自動実行機能
この機能は、自動実行機能の中でも、特にWindowsの起動時に(インスタントメッセンジャ(IM)などの)プログラムやアプリケーションを自動的に起動させる機能のことである。通常、プログラムやアプリケーションをインストールする際のチェック項目や、MSConfigのコマンドを利用したシステム設定を介して、ユーザは、この機能を操作することができる。また、ルート機能を備えた不正プログラムもこの設定を操作することでき、これにより、Windows起動時に正規プログラムの起動を装って不正プログラムを実行させることも可能である。「TDSS」ファミリの不正プログラム(別名:「Tidserv」、「TDSServ」または「Alureon」)は、この機能を悪用してWindows起動時に不正なファイルを実行させることでも知られている。