WORM_WERVIK.H

マルウェアは、リムーバブルドライブを介してコンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、特定のレジストリ値を削除するため、アプリケーションやプログラムが正しく起動しなくなります。

マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。

マルウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。 マルウェア マルウェアは、自身（コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した マルウェア ）を削除します。

侵入方法

マルウェアは、リムーバブルドライブを介してコンピュータに侵入します。

マルウェアは、ネットワーク共有フォルダを経由してコンピュータに侵入します。

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、以下の方法でコンピュータに侵入します。

• Executing the infected RAR file that contains a copy of the malware

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

• %Application Data%\svchost.exe.ini - contains USB availability status
• %User Temp%\time.txt - contains system date
• {Drive Letter}:\autoexec.bat - will be used in propagation via RAR files
• {Drive Letter}:\system.bin - will be used in propagation via RAR files
• %User Temp%\rar.dat - will be used in propagation via RAR files

(註：%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\＜ユーザ名＞\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Roaming" です。.. %User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\＜ユーザー名＞\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Local\Temp" です。.)

マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

• %Application Data%\svchost.exe
• %User Temp%\readme.exe

(註：%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\＜ユーザ名＞\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Roaming" です。.. %User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\＜ユーザー名＞\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Local\Temp" です。.)

マルウェアは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。

• appdatasvchost.exe

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
svchost.exe = "%Application Data%\svchost.exe"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
svchost.exe = "%Application Data%\svchost.exe"

マルウェアは、Windows起動時に自動実行されるよう＜User Startup＞フォルダ内に以下のファイルを作成します。

• %User Startup%\svchost.exe

(註：%User Startup%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\＜ユーザ名＞\Start Menu\Programs\Startup" 、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、" C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup" です。.)

他のシステム変更

マルウェアは、以下のファイルを削除します。

• %User Temp%\{filename}.vbs
• %User Startup%\{filename}.vbs
• %Application Data%\{filename}.vbs
• {Drive Letter}:\{filename}.vbs
• {Drive Letter}:\{filename}.scr
• {Drive Letter}:\{filename}.lnk

(註：%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\＜ユーザー名＞\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Local\Temp" です。.. %User Startup%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\＜ユーザ名＞\Start Menu\Programs\Startup" 、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、" C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup" です。.. %Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\＜ユーザ名＞\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Roaming" です。.)

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\name

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\name
name = "baqa_{Volume Serial Number}"

マルウェアは、以下のレジストリ値を削除します。

HKEY_CLASSES_ROOT\lnkfile
IsShortcut = ""

感染活動

マルウェアは、すべてのリムーバブルドライブ内に以下のフォルダを作成します。

• {Removable Drive Letter}:\My Pictures
• {Removable Drive Letter}:\My Documents
• {Removable Drive Letter}:\Games

マルウェアは、ネットワークドライブ内に以下のように自身のコピーを作成します。

• {Drive Letter}:\{malware filename}.exe

マルウェアは、すべてのリムーバブルドライブ内に以下として自身のコピーを作成します。

• {Removable Drive Letter}:\My Pictures\svchost.exe
• {Removable Drive Letter}:\My Documents\svchost.exe
• {Removable Drive Letter}:\Games\svchost.exe

バックドア活動

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

• Collect information about the computer
• Download file
• Execute file
• Uninstall itself
• Restart the computer
• Perform denial of service attacks
• Start Internet Explorer
• Display a message box
• Send Facebook messages
• Send Skype messages
• Display advertisements

プロセスの終了

マルウェアは、感染コンピュータ上で以下のプロセスが常駐されていることを確認した場合、そのプロセスを終了します。

• wscript.exe

その他

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

• {BLOCKED}to.{BLOCKED}o.org

マルウェア は、自身（コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した マルウェア ）を削除します。

マルウェアは、以下の方法でコンピュータに侵入します。

• マルウェアのコピーを含む、感染されたRARファイルの実行

マルウェアが作成する以下のファイルは、USBの可用性の状態を含みます。

• %Application Data%\svchost.exe.ini

マルウェアが作成する以下のファイルは、システムの日付を含みます。

• %User Temp%\time.txt

マルウェアが作成する以下のファイルは、RARファイルを介した拡散に利用されます。

• {Drive Letter}:\autoexec.bat
• {Drive Letter}:\system.bin
• %User Temp%\rar.dat

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

• コンピュータに関する情報の収集
• ファイルのダウンロード
• ファイルの実行
• 自身のアンインストール
• コンピュータの再起動
• サービス拒否攻撃の実行
• Internet Explorer（IE）の実行
• メッセージボックスの表時
• Facebookの送信
• Skypeメッセージの送信
• 広告の表示

マルウェアは、自身が仮想マシンまたはサンドボックス環境内で実行されていることを確認した場合、自身を終了します。

マルウェアは、RARファイルを検索し、自身を“readme.exe”として組み込みます。

マルウェアは、以下のコマンドを利用し、Windows ファイアウォールの例外を作成します。

• firewall add allowedprogram "%Application Data%\svchost.exe" "svchost.exe" ENABLE

(註：%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\＜ユーザ名＞\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Roaming" です。.)

マルウェアは以下の情報を収集し、サーバに報告します。

• 作成されたレジストリ値の内容: name = "baqa_{Volume Serial Number}"
• オペレーティングシステム（OS）
• コンピュータ名
• ユーザ名
• USBの可用性の状態
• インストールされた.NET Framework
• インストールされたセキュリティ対策製品
• インストールされたファイアウォール
• システムの日付
• ウィンドウ タイトル

マルウェアは、ルートキット機能を備えていません。

マルウェアは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。