更新者 : Sabrina Lei Sioting

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    ワーム

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

ワームは、ユーザが感染コンピュータ上のドライブへアクセスすると自身のコピーが自動実行するように、"AUTORUN.INF" を作成します。

  詳細

ファイルサイズ 43,008 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2008年8月21日

インストール

ワームは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %User Temp%\sob5467.exe

(註:%User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。)

ワームは、以下のファイルを作成します。

  • %User Temp%\ntdbg.dat
  • %System Root%\RECYCLER\Z-1-6-22-1085480564-571221492-571812059-1003\desktop.ini
  • %System Root%\RECYCLER\Z-1-6-22-1085480564-571221492-571812059-1003\rec
  • %System Root%\RECYCLER\Z-1-6-22-1085480564-571221492-571812059-1003\send
  • %System Root%\RECYCLER\Z-1-6-22-1085480564-571221492-571812059-1003\send\sysinf
  • %System Root%\RECYCLER\Z-1-6-22-1085480564-571221492-571812059-1003\u.dat

(註:%User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。. %System Root%は、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)

ワームは、以下のフォルダを作成します。

  • %System Root%\RECYCLER\Z-1-6-22-1085480564-571221492-571812059-1003

(註:%System Root%は、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)

自動実行方法

ワームは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
SCMTool = "{malware path}\{malware name}"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
@ = "%User Temp%\sob5467.exe"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
SCMTool = "{malware path}\{malware name}"

他のシステム変更

ワームは、インストールの過程で、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\IExplorer
SCMTool = "{malware path}\{malware name}"

ワームは、インストールの過程で以下のレジストリキーまたはレジストリ値を変更します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Policies\
Explorer
NoDriveTypeAutoRun = "ff"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「91」となります。)

ワームは、インストールの過程で、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\IExplorer

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\IExplorer\
OptionalComponents

ワームは、以下のレジストリ値を変更し、隠しファイル属性のファイルを非表示にします。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Advanced
Hidden = "2"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「1」となります。)

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Advanced
ShowSuperHidden = "0"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「1」となります。)

感染活動

ワームは、すべてのリムーバブルドライブ内に以下のフォルダを作成します。

  • Recycled

ワームは、すべてのリムーバブルドライブ内に以下として自身のコピーを作成します。

  • explore.exe

ワームは、ユーザが感染コンピュータ上のドライブへアクセスすると自身のコピーが自動実行するように、"AUTORUN.INF" を作成します。

上記INFファイルには、以下の文字列が含まれています。

[autorun]
ShellExecute=explore.exe
Item=255
SubItem=0
SID=111D30662781

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 5.490.03
初回 VSAPI パターンリリース日 2008年8月21日
VSAPI OPR パターンバージョン 5.491.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2008年8月22日

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