W2KM_LOCKY.BG
VBA/TrojanDownloader.Agent.CCT (ESET-NOD32); TrojanDownloader:O97M/Donoff!rfn (Microsoft); W97M.Downloader (Symantec)
Windows
![](/vinfo/imgFiles/JPlegend.jpg)
マルウェアタイプ:
トロイの木馬型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
なし
感染報告の有無 :
はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。
マルウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
感染活動
マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。
バックドア活動
マルウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。
ダウンロード活動
マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。
- %User Temp%\drupla{1-4} --> Downloaded Encrypted File (Trend Micro detects this as Ransom_LOCKYENC.DLDTAQX)
- %User Temp%\likyir{1-4}.dll --> Decrypted copy (Trend Micro detects this as Ransom_LOCKY.DLDTAQX)
(註:%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.)
その他
マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。
- http://{BLOCKED}election.es/878hf33f34f
- http://{BLOCKED}nder.com/878hf33f34f
- http://{BLOCKED}ex.ro/878hf33f34f
- http://{BLOCKED}ate-all.eu/878hf33f34f
マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。トレンドマイクロの製品では、この暗号化されたファイルを「Ransom_LOCKYENC.DLDTAQX」として検出します。
- %User Temp%\drupla{1-4}
マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。トレンドマイクロの製品では、この復号されたコピーを「Ransom_LOCKY.DLDTAQX」として検出します。
- %User Temp%\likyir{1-4}.dll
マルウェアは、以下のコマンドを利用し、ダウントロードされたファイルを実行します。
- rundll32.exe %User Temp%\likyir{1-4}.dll,may
マルウェアは、ルートキット機能を備えていません。
マルウェアは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
以下のファイルを検索し削除します。
- %User Temp%\likyir{1-4}.dll
- %User Temp%\drupla{1-4}
手順 4
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「W2KM_LOCKY.BG」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
手順 5
Microsoft Office製品のマクロウイルス保護機能を有効にします。
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