更新者 : Abraham Latimer Camba

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    スパイウェア

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

スパイウェアは、特定のWebサイトにアクセスします。これにより、不正リモートユーザにスパイウェアのインストールが知らされます。また、不正なファイルがダウンロードされます。この結果、感染コンピュータは、さらなる他の脅威にさらされることとなります。

  詳細

ファイルサイズ 291,328 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2012年3月15日

インストール

スパイウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %System Root%\S-{Random numbers}\MsMxEng.exe"

(註:%System Root%フォルダは、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)

自動実行方法

スパイウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
Taskman = "%System Root%\S-{Random numbers}\MsMxEng.exe"

ダウンロード活動

スパイウェアは、以下の不正Webサイトにアクセスします。

  • {BLOCKED}lmind.cn
  • {BLOCKED}eslounge.com
  • {BLOCKED}8.{BLOCKED}3.210.29

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 8.838.03
初回 VSAPI パターンリリース日 2012年3月15日
VSAPI OPR パターンバージョン 8.839.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2012年3月16日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
    • Taskman = "%System Root%\S-{Random numbers}\MsMxEng.exe"

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TSPY_ZBOT.ILU」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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