解析者: RonJay Kristoffer Caragay   

 別名:

a variant of Win32/PSWTool.MailPassView.E application (NOD32)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    スパイウェア

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

スパイウェアは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。 スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

スパイウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

スパイウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

スパイウェアは、ダウンロードする機能を備えていません。

  詳細

ファイルサイズ 249,952 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2014年10月14日

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

感染活動

スパイウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

スパイウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

ダウンロード活動

スパイウェアは、ダウンロードする機能を備えていません。

情報漏えい

スパイウェアは、以下のパラメータを受け取ります。

  • /stext → saves gathered information with text file format
  • /shtml → saves gathered information with HTML file format with horizontal view
  • /sverhtml → saves gathered information with HTML file format with vertical view
  • /sxml → saves gathered information with XML file format
  • /stab → saves gathered information with tab delimited text file format
  • /scomma → saves gathered information with comma delimited text file format
  • /stabular → saves gathered information with tabular text file format
  • /skeepass → saves gathered information with csv file format
  • /savelangfile → save its configuration file as {malware path and filename}_lng.ini
  • /deleteregkey → deletes registry key
  • /noloadsettings → no settings
  • /nosort → not sorted
  • /sort → sort via specified data

スパイウェアは、以下の情報を収集します。

  • Name
  • Application
  • Email
  • Server
  • Server Port
  • Secured
  • Type
  • User
  • Password
  • Profile
  • Password Strength
  • SMTP Server
  • SMTP Server Port

スパイウェアは、保存されている以下のEメール認証情報を収集します。

  • Outlook Express
  • IncrediMail
  • Eudora
  • Group Mail Free
  • MS Outlook
  • MS Outlook 2002/2003/2007/2010
  • Gmail
  • Hotmail/MSN
  • Yahoo! Mail
  • Netscape Mail
  • Thunderbird
  • Google Desktop
  • Windows Mail
  • Windows Live Mail
  • Outlook 2013

情報収集

スパイウェアは、以下のファイル内に収集した情報を保存します。

  • {specified path and filename} → specified path and filename by the user or attacker through parameter

その他

スパイウェアが受け取るパラメータは、以下のとおりです。

  • /stext → テキストファイル形式で収集された情報を保存
  • /shtml → HTMLファイル形式で収集された情報を保存(情報は横方向に整列)
  • /sverhtml → HTMLファイル形式で収集された情報を保存(情報は縦方向に整列)
  • /sxml → XMLファイル形式で収集された情報を保存
  • /stab → タブ区切りテキストファイル形式で収集された情報を保存
  • /scomma → コンマ区切りテキストファイル形式で収集された情報を保存
  • /stabular → 表形式テキストファイル形式で収集された情報を保存
  • /skeepass → csvファイル形式で収集された情報を保存
  • /savelangfile → "{malware path and filename}_lng.ini"として環境設定ファイルを保存
  • /deleteregkey → レジストリキーの削除
  • /noloadsettings → 設定なし
  • /nosort → 分類なし
  • /sort → 特定されたデータを介して分類

スパイウェアが収集する情報は、以下のとおりです。

  • Name(クライアントソフトで利用される名前)
  • Application (クライアントアプリケーションの名前)
  • Email(クライアントソフトで登録されたEメールアドレス)
  • Server (クライアントソフトで特定されるサーバ名)
  • Server Port(クライアントソフトで特定されるサーバのポート)
  • Secured(セキュリティで保護されたパスワード認証(SPA)の利用可否)
  • Type(利用するプロトコルのタイプ)
  • User(ユーザ名)
  • Password(クライアントソフトに登録されたパスワード)
  • Profile(ユーザのプロフィール)
  • Password Strength(パスワード長およびフォーマットの複雑度)
  • SMTP Server(クライアントソフトで特定されるSMTPサーバ)
  • SMTP Server Port(クライアントソフトで特定されるSMTPサーバポート)

スパイウェアが情報を保存するファイルは、以下のとおりです。

  • {specified path and filename} → パスおよびファイル名は、ユーザまたはパラメータを介して攻撃者によって特定される

スパイウェアは、以下のプロトコルで利用される保存された情報を収集します。

  • POP3
  • IMAP
  • HTTP
  • SMTP
  • NNTP

スパイウェアは、ルートキット機能を備えていません。

スパイウェアは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.700
初回 VSAPI パターンバージョン 11.210.03
初回 VSAPI パターンリリース日 2014年10月14日
VSAPI OPR パターンバージョン 11.211.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2014年10月15日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。  
  • {malware path and filename}_lng.ini

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TSPY_PASSVIEW.BM」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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