解析者: Pearl Charlaine Espejo   

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    Spyware

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 他のマルウェアからの作成, インターネットからのダウンロード

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

スパイウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

スパイウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

  詳細

ファイルサイズ 336,096 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2017年3月2日
ペイロード 情報収集

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

感染活動

スパイウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

スパイウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

作成活動

スパイウェアは、以下のファイルを作成します。

  • {Malware Path}\{malware filename}_lng.ini → dropped when the parameter "/savelangfile" is used upon execution

情報漏えい

スパイウェアは、以下の情報を収集します。

  • Website
  • Web Browser
  • Username
  • Password
  • Password Strength
  • Username Field
  • Password Field
  • Created Time
  • Modified Time
  • Location of the browser's login database

スパイウェアは、以下のブラウザから、ユーザ名、パスワードやホスト名といった保存された情報を収集します。

  • Internet Explorer
  • Mozilla Firefox
  • Yandex
  • Opera
  • Safari
  • Google Chrome
  • Sea Monkey
  • Vivaldi

情報収集

スパイウェアは、以下のファイル内に収集した情報を保存します。

  • {Malware Path}\WB.txt

スパイウェアは、以下のファイルを作成します。このファイルは、スパイウェア実行後、パラメータ”/ savelangfile”が利用される際に作成されます。

  • {Malware Path}\{malware filename}_lng.ini

スパイウェアは、以下の情報を収集します。

  • 閲覧先のWebサイト
  • 使用しているWebブラウザ
  • ユーザ名
  • パスワード
  • パスワード強度
  • ユーザ名のフィールド
  • パスワードのフィールド
  • 作成時間
  • 変更時間
  • ブラウザのログインデータベースの場所

パスワードがブラウザに保存されている場合、マルウェアは、以下のWebサイトからユーザ名やパスワードを窃取します。

  • https://www.google.com/accounts/servicelogin
  • https://login.yahoo.com/config/login

マルウェアは、ルートキット機能を備えていません。

マルウェアは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 13.266.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2017年3月9日
VSAPI OPR パターンバージョン 13.267.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2017年3月10日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

「TSPY_BROWSERPASS.GA」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。  
  • {Malware Path}\WB.txt
  • {Malware Path}\{malware filename}_lng.ini

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TSPY_BROWSERPASS.GA」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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