解析者: Mc Justine De Guzman   

 別名:

a variant of Win32/Spy.Bebloh.P trojan (NOD32) ;

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    スパイウェア/情報窃取型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 他のマルウェアからの作成, インターネットからのダウンロード

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

スパイウェアは、感染コンピュータ上の特定の情報を収集します。

スパイウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。 スパイウェアは、仮想環境内で実行されると、自身の活動を終了します。

  詳細

ファイルサイズ 38,912 bytes
タイプ DLL
メモリ常駐 はい
ペイロード 情報収集, URLまたはIPアドレスに接続

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

スパイウェアは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。

  • Global\Uz{derived from computer name}

スパイウェアは、以下のプロセスにコードを組み込みます。

  • %Windows%\explorer.exe

(註:%Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.)

他のシステム変更

スパイウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKLM\SOFTWARE\{Random characters}
(Default) = {Hex values}

スパイウェアは、以下のレジストリキーを削除します。

HKLM\SOFTWARE\{Random characters}
(Will only happen upon shutdown of the affected system)

情報漏えい

スパイウェアは、感染コンピュータ上の以下の情報を収集します。

  • Computer Name
  • Keyboard Layout
  • Network Information (IP address , socket, ports)
  • OS Information(Product ID, InstallDate, Current Version, Product Name)
  • Video Bios Version

その他

スパイウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKLM\SOFTWARE\{Random characters}

スパイウェアは、以下のWebサイトにアクセスしてインターネット接続を確認します。

  • www.google.com

スパイウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  • {BLOCKED}oc.com/auth/tver={value}&vcmd={value}&cc={value}&hh={value}&ipcnf={value}+&sckport={value}&pros={value}&keret={value};&email=
  • {Random Generated Domain}.com
  • {Random Generated Domain}.net

スパイウェアは、仮想環境内で実行されると、自身の活動を終了します。

マルウェアは、自身がデバッグされていることを確認した場合、不正活動を実行しません。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 14.770.07
初回 VSAPI パターンリリース日 2019年1月24日
VSAPI OPR パターンバージョン 14.771.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2019年1月25日

手順 1

トレンドマイクロの機械学習型検索は、マルウェアの存在を示す兆候が確認された時点で検出し、マルウェアが実行される前にブロックします。機械学習型検索が有効になっている場合、弊社のウイルス対策製品はこのマルウェアを以下の機械学習型検出名として検出します。

     
    • Troj.Win32.TRX.XXPE50FFF030

手順 2

Windows XP、Windows Vista 、Windows 7、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 3

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 4

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 5

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\{Random characters}

手順 6

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\{Random characters}
    • (Default) = {Hex values}

手順 7

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TrojanSpy.Win32.BEBLOH.AA」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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