解析者: Khristian Joseph Morales   

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 48,640 bytes
タイプ XLS
メモリ常駐 なし
発見日 2022年4月22日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のプロセスを追加します。

  • "%Windows%\SysWow64\rundll32.exe" {Parent directory of default excel save path}{filename},{DLL Exported Function}
  • regsvr32.exe {Parent of default Excel save path}\{filename}
  • %Windows%\SysWow64\regsvr32.exe -s {Parent of default Excel save path}\{filename}
  • %Windows%\SysWow64\regsvr32.exe /s {Parent of default Excel save path}\{filename}
  • "%System%\cmd.exe" /c %Windows%\SysWow64\rundll32.exe %ProgramData%\{filename} , {DLL Exported Function}
  • "%System%\WindowsPowerShell\v1.0\powershell.exe" {powershell command}
  • cmd /c mshta {URL}
  • %System%\regsvr32.exe /S {Parent of default Excel save path}\{filename}

(註:%Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.. %ProgramData%フォルダは、マルチユーザーシステムにおいて任意のユーザがプログラムに変更を加えることができるプログラムファイルフォルダのバージョンです。これには、すべてのユーザのアプリケーションデータが含まれます。Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\ProgramData" です。Windows Server 2003(32-bit)、2000(32-bit)、XPの場合、通常 "C:\Documents and Settings\All Users" です。 )

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • {Parent of default Excel save path}\{filename}
  • %ProgramData%\{filename}

(註:%ProgramData%フォルダは、マルチユーザーシステムにおいて任意のユーザがプログラムに変更を加えることができるプログラムファイルフォルダのバージョンです。これには、すべてのユーザのアプリケーションデータが含まれます。Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\ProgramData" です。Windows Server 2003(32-bit)、2000(32-bit)、XPの場合、通常 "C:\Documents and Settings\All Users" です。 )

その他

マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • {Download URLs}

<補足>
インストール

マルウェアは、以下のプロセスを追加します。

  • "%Windows%\SysWow64\rundll32.exe" {デフォルトのExcelの保存パスの親ディレクトリ}{ファイル名},{DLLのエクスポート関数}
  • regsvr32.exe {デフォルトのExcelの保存パスの親ディレクトリ}\{ファイル名}
  • %Windows%\SysWow64\regsvr32.exe -s {デフォルトのExcelの保存パスの親ディレクトリ}\{ファイル名}
  • %Windows%\SysWow64\regsvr32.exe /s {デフォルトのExcelの保存パスの親ディレクトリ}\{ファイル名}
  • "%System%\cmd.exe" /c %Windows%\SysWow64\rundll32.exe %ProgramData%\{ファイル名} , {DLLのエクスポート関数}
  • "%System%\WindowsPowerShell\v1.0\powershell.exe" {powershellコマンド}
  • cmd /c mshta {URL}
  • %System%\regsvr32.exe /S {デフォルトのExcelの保存パスの親ディレクトリ}\{ファイル名}

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • {デフォルトのExcelの保存パスの親ディレクトリ}\{ファイル名}
  • %ProgramData%\{ファイル名}

その他

マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • {ダウンロードURL}

  対応方法

対応検索エンジン: 9.800

手順 1

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • {Parent of default Excel save path}\{filename}
  • %ProgramData%\{filename}

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Trojan.XF.EMOTET」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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