別名:

Dialer:Win32/WebDial.A [non_writable_container] (Microsoft); Dialer-RAS.c.gen. (McAfee); Dialer.Generic (Symantec); Trojan.Win32.Scar.omgz (Kaspersky); Dial/WebDial-A (Sophos); BehavesLike.Win32.Malware.wsc (mx-v) (Sunbelt)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 48,128 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2019年10月8日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %windows%\{malware file name}.exe

マルウェアは、以下のプロセスを追加します。

  • %System%\svchost.exe -k netsvcs

(註:%System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.)

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
3ae2b1738a578affb7a2f6bb641c23b597ef913e = "%windows%\{malware file name}.exe -m"

他のシステム変更

マルウェアは、以下のファイルを削除します。

  • %Start Menu%\Programs\3ae2b1738a578affb7a2f6bb641c23b597ef913e.lnk
  • %User Startup%\3ae2b1738a578affb7a2f6bb641c23b597ef913e.lnk

(註:%Start Menu%フォルダは、現在ログオンしているユーザのスタートメニューフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Windows\Start Menu" または "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Start Menu" です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu" です。. %User Startup%フォルダは、現在ログオンしているユーザのスタートアップフォルダです。Windows 98およびMEの場合、通常 "C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup" です。Windows NTの場合、通常 "C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup" です。Windows 2003(32-bit)、XP、2000(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup" です。Windows Vista、7、8、 8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup" です。)

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Webdialer

HKEY_CURRENT_USER\Software\Webdialer\
105-1-19-2

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Uninstall\
Webdialer - www.lesbianteens.de Reg.N:105-1-19-2

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\
Microsoft\Windows\CurrentVersion\
Uninstall\Webdialer - www.lesbianteens.de Reg.N:105-1-19-2
DisplayName = "WebDialer - www.lesbianteens.de Reg.N:105-1-19-2"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\
Microsoft\Windows\CurrentVersion\
Uninstall\Webdialer - www.lesbianteens.de Reg.N:105-1-19-2
UninstallString = "%windows%\{malware file name}.exe -m -u"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\
Microsoft\Tracing\3ae2b1738a578affb7a2f6bb641c23b597ef913e_RASMANCS
EnableFileTracing = "0"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\
Microsoft\Tracing\3ae2b1738a578affb7a2f6bb641c23b597ef913e_RASMANCS
EnableConsoleTracing = "0"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\
Microsoft\Tracing\3ae2b1738a578affb7a2f6bb641c23b597ef913e_RASMANCS
FileTracingMask = "4294901760"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\
Microsoft\Tracing\3ae2b1738a578affb7a2f6bb641c23b597ef913e_RASMANCS
ConsoleTracingMask = "4294901760"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\
Microsoft\Tracing\3ae2b1738a578affb7a2f6bb641c23b597ef913e_RASMANCS
MaxFileSize = "1048576"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\
Microsoft\Tracing\3ae2b1738a578affb7a2f6bb641c23b597ef913e_RASMANCS
FileDirectory = "%windir%\tracing"

マルウェアは、以下のレジストリキーを削除します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run\
3ae2b1738a578affb7a2f6bb641c23b597ef913e

作成活動

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %Start Menu%\3ae2b1738a578affb7a2f6bb641c23b597ef913e.lnk
  • %Desktop%\3ae2b1738a578affb7a2f6bb641c23b597ef913e.lnk

(註:%Start Menu%フォルダは、現在ログオンしているユーザのスタートメニューフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Windows\Start Menu" または "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Start Menu" です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu" です。. %Desktop%フォルダは、現在ログオンしているユーザのデスクトップです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Desktop" です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\Desktop" です。)

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

「TROJ_DIALR6.TOMA」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 4

不明なレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • Webdialer
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Webdialer
    • 105-1-19-2
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall
    • Webdialer - www.lesbianteens.de Reg.N:105-1-19-2

手順 5

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • 3ae2b1738a578affb7a2f6bb641c23b597ef913e = "%windows%\{malware file name}.exe -m"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\Webdialer - www.lesbianteens.de Reg.N:105-1-19-2
    • DisplayName = "WebDialer - www.lesbianteens.de Reg.N:105-1-19-2"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\Webdialer - www.lesbianteens.de Reg.N:105-1-19-2
    • UninstallString = "%windows%\{malware file name}.exe -m -u"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Tracing\3ae2b1738a578affb7a2f6bb641c23b597ef913e_RASMANCS
    • EnableFileTracing = "0"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Tracing\3ae2b1738a578affb7a2f6bb641c23b597ef913e_RASMANCS
    • EnableConsoleTracing = "0"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Tracing\3ae2b1738a578affb7a2f6bb641c23b597ef913e_RASMANCS
    • FileTracingMask = "4294901760"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Tracing\3ae2b1738a578affb7a2f6bb641c23b597ef913e_RASMANCS
    • ConsoleTracingMask = "4294901760"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Tracing\3ae2b1738a578affb7a2f6bb641c23b597ef913e_RASMANCS
    • MaxFileSize = "1048576"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Tracing\3ae2b1738a578affb7a2f6bb641c23b597ef913e_RASMANCS
    • FileDirectory = "%windir%\tracing"

手順 6

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %Start Menu%\3ae2b1738a578affb7a2f6bb641c23b597ef913e.lnk
  • %Desktop%\3ae2b1738a578affb7a2f6bb641c23b597ef913e.lnk

手順 7

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TROJ_DIALR6.TOMA」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 8

以下のファイルをバックアップを用いて修復します。なお、マイクロソフト製品に関連したファイルのみ修復されます。このマルウェア/グレイウェア/スパイウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。

  • %Start Menu%\Programs\3ae2b1738a578affb7a2f6bb641c23b597ef913e.lnk
  • %User Startup%\3ae2b1738a578affb7a2f6bb641c23b597ef913e.lnk

手順 9

以下の削除されたレジストリキーまたはレジストリ値をバックアップを用いて修復します。

※註:マイクロソフト製品に関連したレジストリキーおよびレジストリ値のみが修復されます。このマルウェアもしくはアドウェア等が同社製品以外のプログラムも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • 3ae2b1738a578affb7a2f6bb641c23b597ef913e


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