解析者: Adrianne Chester Camat   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 不定
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2013年2月8日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成し実行します。

  • "%System%\{random filename}.exe"

(註:%System%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では "C:\Windows\System32" です。)

マルウェアは、以下の通常のプロセスにスレッドを組み込みます。

  • thebat.exe
  • msimn.exe
  • iexplore.exe
  • explorer.exe
  • myie.exe
  • firefox.exe
  • mozilla.exe
  • avant.exe
  • maxthon.exe
  • OUTLOOK.EXE
  • ftpte.exe
  • coreftp.exe
  • filezilla.exe
  • TOTALCMD.EXE
  • cftp.exe
  • FTPVoyager.exe
  • SmartFTP.exe
  • WinSCP.exe
  • opera.exe
  • navigator.exe
  • safari.exe
  • chrome.exe

自動実行方法

マルウェアは、特定のアプリケーションの起動時に自身が自動実行されるよう、「Image File Execution Options」キーを用いて以下のレジストリキーおよびレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows NT\CurrentVersion\Image File Execution Options\
userinit.exe
"Debugger" = "{random filename}.exe"

他のシステム変更

マルウェアは、インストールの過程で、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Internet Settings\
5.0\203E7401

その他

マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • {BLOCKED}t.com/f/t.php
  • {BLOCKED}rew.net/f/t.php
  • {BLOCKED}m.net/f/t.php
  • {BLOCKED}ubihegs.{BLOCKED}ame.com/f/t.php
  • {BLOCKED}uhegy.{BLOCKED}3.com/f/t.php
  • {BLOCKED}bomeoc.{BLOCKED}tp.com/f/t.php

  対応方法

対応検索エンジン: 9.300
初回 VSAPI パターンバージョン 9.714.03
初回 VSAPI パターンリリース日 2013年2月8日
VSAPI OPR パターンバージョン 9.715.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2013年2月9日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

自動削除手順

※「WORM_DOWNAD」に感染したお客様は、「」に記載の「WORM_DOWNAD駆除ツール」をご利用ください。

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_BUBLIK.JG」と検出したファイルはすべて削除してください。 註=検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。ただし、念のため、隔離されたファイルを削除してください。詳しくは、こちらをご確認下さい。


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