解析者: JasperM   

 別名:

Trojan-Downloader.Win32.Banload.cfk (Kaspersky), PWS-Banker (McAfee), Downloader (Symantec), TR/Spy.Gen (Avira), Mal/Generic-A (Sophos)

 プラットフォーム:

Windows 98, ME, NT, 2000, XP, Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。

マルウェアは、自身のコードエラーにより、自身の不正活動を実行することができません。

  詳細

ファイルサイズ 72,704 bytes
タイプ PE
メモリ常駐 はい
発見日 2010年7月29日
ペイロード ファイルのダウンロード

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %Windows%\system\{malware name}.EXE - copy of itself
  • %Windows%\infosapi.dll - non malicious
  • %Windows%\UMANDA.reg - registry file when executed creates autostart registry entry for the malware
  • %System%\wbem\acpi.vxd - non malicious

(註:%Windows%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows9x、Me、XP、Server 2003の場合、"C:\Window"、WindowsNT および 2000の場合、"C:\WINNT" です。. %System%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\System"、Windows NT および 2000 の場合、"C:\WinNT\System32"、Windows XP および Server 2003 の場合、"C:\Windows\System32" です。)

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
SharedAPPs = {malware path and file name}

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、ファイルをダウンロードします。

  • http://{BLOCKED}chomes.in/images/images.rar
  • http://{BLOCKED}olhado.com.br/js/images.rar
  • http://{BLOCKED}l-levata.com/js/images.rar
  • http://{BLOCKED}.com/js/images.rar
  • http://{BLOCKED}x-arq.com/js/images.rar
  • http://{BLOCKED}igoseamigos2010.kit.net/images.rar
  • http://{BLOCKED}lacionandoamigos.kit.net/images.rar
  • http://{BLOCKED}lpemacla.kit.net/images.rar
  • http://{BLOCKED}nanet2006.kit.net/images.rar
  • http://{BLOCKED}usamonteloavalanche.kit.net/images.rar
  • http://{BLOCKED}igossysters.kit.net/images.rar
  • http://{BLOCKED}perbonus.kit.net/images.rar
  • http://{BLOCKED}amigos2010.kit.net/images.r

マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • %System%\{random name} - encrypted file

(註:%System%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\System"、Windows NT および 2000 の場合、"C:\WinNT\System32"、Windows XP および Server 2003 の場合、"C:\Windows\System32" です。)

マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。

その他

このマルウェアのコードから、マルウェアは、以下の機能を備えています。

  • It then saves the data to the following file: %System%\{random1}
  • It then creates the following file which will contain the decrypted data:
  • %System%\{random2}
  • {random2} file contains 3 binaries which are then saved as the following:
  • %System%\wbem\Thumbs\guardian_jp.exe - detected as TROJ_BANKER.PBX
  • %System%\wbem\Thumbs\reenvio.exe - detected as TSPY_VERWELI.E
  • %System%\wbem\Thumbs\bho.dll - detected as TSPY_BANKER.RMZ
  • It then moves the files to the following directory:
  • %System%\wbem\Thumbs\guardian_jp.exe to %System%\netsvcs32.exe
  • %System%\wbem\Thumbs\reenvio.exe to %System%\NetLogom.exe
  • %System%\wbem\Thumbs\bho.dll to %System%\wbem\essclis.dll
  • This malware then executes these files.
  • It then deletes the 2 files with random file names.

(註:%System%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\System"、Windows NT および 2000 の場合、"C:\WinNT\System32"、Windows XP および Server 2003 の場合、"C:\Windows\System32" です。)

マルウェアは、自身のコードエラーにより、自身の不正活動を実行することができません。

  対応方法

対応検索エンジン: 8.900

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • SharedAPPs = {malware path and file name}

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。

%System%\netsvcs32.exe  
%System%\NetLogom.exe   
%System%\wbem\essclis.dll
%System%\{random2}   
%Windows\infosapi.dll
%Windows%\UMANDA.reg
%System%\wbem\acpi.vxd

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_BANLOAD.CYB」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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