別名:

TrojanDownloader:Win32/VB.QZ (Microsoft); Trojan.Gen (Symantec); Trojan.Win32.VBKrypt.cplk (Kaspersky); Trojan.Win32.Generic.pak!cobra (Sunbelt); Gen:Trojan.Heur.VP.My0@a82tCyoi (FSecure)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 634,880 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2012年5月24日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
{malware file name} = "%System Root%\{malware file name}.exe"

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Enigma Protector\
29AEB4A0365755F6-B862CAE984EA4D0E

HKEY_CURRENT_USER\Software\Enigma Protector\
29AEB4A0365755F6-B862CAE984EA4D0E\02F01F553A112DCE-00C9DB38C18D5FD1

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Enigma Protector\
29AEB4A0365755F6-B862CAE984EA4D0E\02F01F553A112DCE-00C9DB38C18D5FD1
8BD0F9B1 = "{random values}"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Enigma Protector\
29AEB4A0365755F6-B862CAE984EA4D0E
Options = "{random values}"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Account Manager\Accounts
AssociatedID = "{random values}"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Account Manager
Server ID = "4"

マルウェアは、以下のレジストリ値を変更します。

HKEY_CURRENT_USER\Identities
Last Username = "Main Identity"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「Main Identity」となります。)

HKEY_CURRENT_USER\Identities
Last User ID = "{341F68BA-C841-4200-A7B4-3D5CFF202166}"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「{C0FE0177-5693-4537-9331-A7402AD82D40}」となります。)

HKEY_CURRENT_USER\Identities
Identity Login = "9853"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「98053」となります。)

HKEY_CURRENT_USER\Identities
Identity Ordinal = "2"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「1」となります。)

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Enigma Protector
    • 29AEB4A0365755F6-B862CAE984EA4D0E
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Enigma Protector\29AEB4A0365755F6-B862CAE984EA4D0E
    • 02F01F553A112DCE-00C9DB38C18D5FD1

手順 4

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • {malware file name} = "%System Root%\{malware file name}.exe"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Enigma Protector\29AEB4A0365755F6-B862CAE984EA4D0E\02F01F553A112DCE-00C9DB38C18D5FD1
    • 8BD0F9B1 = "{random values}"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Enigma Protector\29AEB4A0365755F6-B862CAE984EA4D0E
    • Options = "{random values}"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Account Manager\Accounts
    • AssociatedID = "{random values}"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Account Manager
    • Server ID = "4"

手順 5

変更されたレジストリ値を修正します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Identities
    • From: Last Username = "Main Identity"
      To: Last Username = ""Main Identity""
  • In HKEY_CURRENT_USER\Identities
    • From: Last User ID = "{341F68BA-C841-4200-A7B4-3D5CFF202166}"
      To: Last User ID = ""{C0FE0177-5693-4537-9331-A7402AD82D40}""
  • In HKEY_CURRENT_USER\Identities
    • From: Identity Login = "9853"
      To: Identity Login = ""98053""
  • In HKEY_CURRENT_USER\Identities
    • From: Identity Ordinal = "2"
      To: Identity Ordinal = ""1""

手順 6

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TROJ_AGENT.IRX」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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