解析者: Ricardo III Valdez   

 別名:

VirTool:MSIL/PoshC2.A!MTB (MICROSOFT)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    プロキシウェア

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 他のマルウェアからの作成

プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

  詳細

ファイルサイズ 18,944 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2023年3月14日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続, システム情報の収集, 情報収集

侵入方法

プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ダウンロード活動

プログラムは、以下のWebサイトにアクセスして自身のコンポーネントファイルをダウンロードします。

  • https://b{BLOCKED}ecim.store/babel-polyfill/6.3.14/polyfill.min.js=/?checks

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

情報漏えい

プログラムは、以下の情報を収集します。

  • Computer name
  • User name
  • Processor architecture
  • Current process name and id
  • System date and time

その他

プログラムは、以下を実行します。

  • Based on analysis of the codes, this malware has the following capabilities:
    • It checks if the system date is less than 12-01-2999 (MM-DD-YYYY) before proceeding to its intended routine.
    • If no network connection has been established,
      It resets itself 30 times, with each reset occurring at longer intervals of minutes than the previous one.
    • It decrypts the following using a hard coded base-64 key
      • Downloaded component file
      • Received encrypted commands
    • It matches the decrypted component with the following strings:
      • RANDOMURI
      • URLS
      • KILLDATE
      • SLEEP
      • JITTER
      • NEWKEY
      • IMGS
    • It compares the decrypted commands with the followings strings:
      • multicmd
      • exit
      • loadmodule
      • run-dll-background
      • run-exe-background
      • run-dll
      • run-exe
      • beacon

  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
SSAPI パターンバージョン: 2.607.00
SSAPI パターンリリース日: 2023年3月16日

手順 1

トレンドマイクロの機械学習型検索は、マルウェアの存在を示す兆候が確認された時点で検出し、マルウェアが実行される前にブロックします。機械学習型検索が有効になっている場合、弊社のウイルス対策製品はこのマルウェアを以下の機械学習型検出名として検出します。

    • TROJ.Win32.TRX.XXPE50FFF066

手順 2

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 3

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 4

「Proxyware.MSIL.PoshC2.A」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Proxyware.MSIL.PoshC2.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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