BKDR_ZEGOST.YN
Backdoor:Win32/Zegost.BZ(Microsoft), BDS/Zegost.BZ.226(AntiVir), Virus.Win32.Dialer(Ikarus)
Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)
![](/vinfo/imgFiles/JPlegend.jpg)
マルウェアタイプ:
バックドア型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
感染報告の有無 :
はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
マルウェアは、特定のレジストリ値を削除するため、アプリケーションやプログラムが正しく起動しなくなります。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
自動実行方法
マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
x7 = "{malware path and file name}"
他のシステム変更
マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Hardware Profiles\Current\System\
CurrentControlSet\Enum\PCI\
VEN_{value1}&DEV_{value2}&SUBSYS_{value3}&REV_{value4}\{value}
CSConfigFlags = "0"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Enum\PCI\VEN_{value1}&DEV_{value2}&SUBSYS_{value3}&REV_{value4}\
{value}\Control
DisableCount = "0"
マルウェアは、以下のレジストリ値を削除します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Enum\PCI\VEN_{value1}&DEV_{value2}&SUBSYS_{value3}&REV_{value4}\
{value}\LogConf
BootConfig = {hex values}
その他
マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。
- {BLOCKED}2014.f3322.org
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
Windowsをセーフモードで再起動します。
手順 3
このレジストリ値を削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
- x7 = "{malware path and file name}"
- x7 = "{malware path and file name}"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Hardware Profiles\Current\System\CurrentControlSet\Enum\PCI\VEN_{value1}&DEV_{value2}&SUBSYS_{value3}&REV_{value4}\{value}
- CSConfigFlags = "0"
- CSConfigFlags = "0"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Enum\PCI\VEN_{value1}&DEV_{value2}&SUBSYS_{value3}&REV_{value4}\{value}\Control
- DisableCount = "0"
- DisableCount = "0"
手順 4
以下の削除されたレジストリキーまたはレジストリ値をバックアップを用いて修復します。
※註:マイクロソフト製品に関連したレジストリキーおよびレジストリ値のみが修復されます。このマルウェアもしくはアドウェア等が同社製品以外のプログラムも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Enum\PCI\VEN_{value1}&DEV_{value2}&SUBSYS_{value3}&REV_{value4}\{value}\LogConfBootConfig = {hex values}
手順 5
コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「BKDR_ZEGOST.YN」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
手順 6
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「BKDR_ZEGOST.YN」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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