解析者: Karl Dominguez   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    バックドア型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

これは、WindowsのOSを標的とするリモート管理ツール(Remote Administration Tool)です。このマルウェアと同じ機能を持ち、Apple のオペレーティング システム「Mac OS X」を標的とするツールを、トレンドマイクロでは「OSX_MUSMINIM.A」として検出します。

マルウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 不定
タイプ PE
メモリ常駐 はい
発見日 2011年2月26日

侵入方法

マルウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。

その他

このコードを分析した結果、マルウェアは、以下の機能を備えています。

  • リモートシェルコマンドの実行
  • 感染コンピュータの既定ブラウザを利用したURLの表示
  • ユーザにログイン認証情報の入力を要求
  • リモートデスクトップのシャットダウン
  • リモートデスクトップの再起動
  • コンピュータをスリープモードにする
  • メッセージの送信
  • デスクトップにテキストファイルを作成
  • 攻撃者からのメッセージを含むウィンドウの表示。このウィンドウは、コンピュータの再起動によってのみ削除可能。
  • 以下のGraphical User Interface(GUI)の表示







  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
初回 VSAPI パターンバージョン 7.864.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2011年2月28日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「BKDR_MUSMINIM.A」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは Process Explorer に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「BKDR_MUSMINIM.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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