解析者: Rika Joi Gregorio   

 別名:

VirTool:Win32/CeeInject.gen!A, Trojan:Win32/Ircbrute(Microsoft), W32.Pilleuz(Norton), W32/Dorkbot.AS!tr(Fortinet), a variant of Win32/Injector.AEDM trojan(Eset)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    バックドア型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、IRCチャンネルに参加します。

  詳細

ファイルサイズ 118,329 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2013年3月30日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続, システムセキュリティへの感染活動

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。

  • ev1l1lod1ld0s

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
Windongs = "{malware path}\{malware file name}.exe"

バックドア活動

マルウェアは、以下のいずれかのIRCサーバに接続します。

  • {BLOCKED}n.{BLOCKED}s.cat

マルウェアは、以下のいずれかのIRCチャンネルに参加します。

  • {BLOCKED}5

マルウェアは、リモートでInternet Relay Chat (IRC)サーバにアクセスし、不正リモートユーザから以下のコマンドを受信します。

  • [Quit] - Terminate itself
  • [Help] - Print Commands
  • [Version] - Print Version
  • [Exec] - Executes shell command
  • [DLE] - Downloads and execute arbitrary file
  • [UDP] - Starts UDP Flooding
  • [OpenURL] - Opens a URL using a hidden browser
  • [SYN] - Sends a SYN Flood
  • [Stop] - Stops a spcific command
  • [Get] - Sends GET floods
  • [Post] Sends POST floods
  • [Speedtest] - check connection speed (rolotech-electronics.comuf.com, speedtest1.hivelocity.net, 68.11.12.242)

その他

マルウェアは、自身のIRCサーバにアクセスする際に以下の認証情報を利用します。

  • USERNAME: ImGay
  • NICK: zwin-{random}

  対応方法

対応検索エンジン: 9.300
初回 VSAPI パターンバージョン 9.826.01
初回 VSAPI パターンリリース日 2013年3月30日
VSAPI OPR パターンバージョン 9.827.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2013年3月31日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • Windongs = "{malware path}\{malware file name}.exe"

手順 4

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「BKDR_IRCBOT.CSS」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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