解析者: Erika Bianca Mendoza   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows, XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    バックドア型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

トレンドマイクロは、このマルウェアをNoteworthy(要注意)に分類しました。

マルウェアは、一連のハードコード化された個人認証情報を利用し、インスタントメッセンジャー「Google トーク」のサーバに接続します。サーバへの接続が確立すると、マルウェアは、特定のGoogle トークのユーザから送信されるコマンドを受信します。これにより、感染コンピュータ内で特定のコマンドが実行されることとなります。

マルウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 356,352 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2011年12月15日
ペイロード 情報収集, プロセスの強制終了

侵入方法

マルウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。

その他

マルウェアは、一連のハードコード化された個人認証情報を利用し、インスタントメッセンジャー「Google トーク」のサーバに接続します。サーバへの接続が確立すると、マルウェアは、特定のGoogle トークのユーザから送信されるコマンドを受信します。これにより、感染コンピュータ内で以下のコマンドが実行されることとなります。

  • システムの情報の収集(IPアドレスやオペレーションシステム(OS)の種類など)
  • プロセスの列記/終了
  • "cmd.exe" を介したシェルコマンドの実行
  • ファイルのアップロード/ダウンロード

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 8.646.08
初回 VSAPI パターンリリース日 2011年12月16日
VSAPI OPR パターンバージョン 8.647.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2011年12月16日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアのパス名およびファイル名を確認します。
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用いてウイルス検索を実行してください。「BKDR_GGLOX.A」で検出したパス名およびファイル名を確認し、メモ等をとってください。

手順 3

「BKDR_GGLOX.A」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  1. 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャに表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  2. 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「BKDR_GGLOX.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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