解析者: Arvin Roi Macaraeg   

 別名:

Trojan.MauvaiseRI.S5253068(QUICKHEAL);

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    バックドア型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、ファイル感染する機能を備えていません。

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。

マルウェアは、情報収集する機能を備えていません。

  詳細

ファイルサイズ 28,672 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2019年6月24日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

感染ポイント

マルウェアは、ファイル感染する機能を備えていません。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • {malware path}\wmpnetwk.rtf -> contains strings from the resources.
  • %User Temp%\{random number}.tmp -> contains date and time malware executed and MUTEX value

(註:%User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

マルウェアは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。

  • {date and time executed}_19162222

感染活動

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • Executes arbitrary commands

ルートキット機能

マルウェアは、ルートキット機能を備えていません

情報漏えい

マルウェアは、情報収集する機能を備えていません。

その他

マルウェアは、以下を実行します。

  • マルウェアは、以下のURLにアクセスして任意のコードを取得します。(ただし、情報公開時点で、以下のWebサイトには、実行される任意のコードは含まれていません)
    • http://sakura.{BLOCKED}o.com/Default.jsp → 以下のURLにリダイレクトします
    • https://www.{BLOCKED}mains.com/domain_profile.cfm?d=wesogo&e=com

<補足>
インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • {マルウェアのパス}\wmpnetwk.rtf → リソースからの文字列を含む
  • %User Temp%\{ランダムな数字}.tmp → マルウェアの実行された日時およびMutex値を含む

マルウェアは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。

  • {実行された日時}_19162222

バックドア活動

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • 任意のコマンドの実行

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 15.196.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2019年6月25日
VSAPI OPR パターンバージョン 15.197.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2019年6月26日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。  
  • %User Temp%\{random number}.tmp
  • {malware path}\wmpnetwk.rtf

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Backdoor.Win32.PLEAD.AI」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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