解析者: Don Ovid Ladores   

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    アドウェア

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

アドウェアは、リモートサイトから他のマルウェア、グレイウェアまたはスパイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。 アドウェアは、公式・非公式のアプリストアからダウンロードされ、モバイル端末に侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 415232 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい

侵入方法

アドウェアは、リモートサイトから他のマルウェア、グレイウェアまたはスパイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。

アドウェアは、公式・非公式のアプリストアからダウンロードされ、モバイル端末に侵入します。

インストール

アドウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %Temp%\nseF.tmp\IEKill.dll
  • %Temp%\nseF.tmp\KillProcDLL.dll
  • %Temp%\nseF.tmp\UnProtectMode.dll
  • %Temp%\nseF.tmp\DLLWebCount.dll
  • %Temp%\nseF.tmp\SelfDelete.dll
  • C:\DelUS.bat
  • C:\Program Files\SRankingPopView\srankingp.exe (detected as ADW_KRADDARE.GA)
  • C:\Program Files\SRankingPopView\sranking.dll (detected as ADW_KRADDARE.GA)
  • C:\Program Files\SRankingPopView\srankingdc.exe (detected as ADW_KRADDARE.GA)
  • C:\Program Files\SRankingPopView\uninstall.exe

(註:%Temp%フォルダは、一時的にファイルが保存されるフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、 "C:\Windows\Temp" です。.)

アドウェアは、以下のプロセスを作成してシステムのプロセスに常駐します。

  • srankingp.exe

自動実行方法

アドウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKCU\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
SRankingPopView = %Program Files%\SRankingPopView\srankingp.exe

HKCU\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
SRankingPopViewupdate = %Program Files%\SRankingPopView\srankingdc.exe

アドウェアは、以下のレジストリ値を追加し、自身をBrowser Helper Object(BHO)として登録します。これにより、Internet Explorer(IE)が起動するとアドウェアが自動実行されます。

HKLM\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{4486A2C8-DAE1-4862-9265-2F4948F9F980}\InprocServer32
ThreadingModel = Apartment

HKLM\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{4486A2C8-DAE1-4862-9265-2F4948F9F980}
AppID = {889F12BD-FA8E-4D33-ACE0-EBB68BC44AA3}

HKLM\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Browser Helper Objects\{4486A2C8-DAE1-4862-9265-2F4948F9F980}
NoExplorer = 1

HKLM\SOFTWARE\Classes\
Interface\{D28445FF-A45D-486F-B682-2FE8196555F7}\TypeLib
Version = 1

HKCU\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
MountPoints2\{50acfe2a-c8f0-11df-9e33-000c296817cc}
BaseClass = Drive

HKCU\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
MountPoints2\{e2d01591-c92b-11df-94c2-806d6172696f}
BaseClass = Drive

HKLM\SOFTWARE\Microsoft\
Internet Explorer\Low Rights\ElevationPolicy\
{F973817F-8D70-4b6b-BB7E-AAB4DB45463C}
Appname = srankingp.exe

HKLM\SOFTWARE\Microsoft\
Internet Explorer\Low Rights\ElevationPolicy\
{F973817F-8D70-4b6b-BB7E-AAB4DB45463C}
AppPath = %Program Files%\SRankingPopView\

HKLM\SOFTWARE\Classes\
AppID\scattertap.DLL
AppID = {889F12BD-FA8E-4D33-ACE0-EBB68BC44AA3}

情報漏えい

アドウェアは、以下の情報を収集します。

  • visited pages
  • search engine queries

情報収集

アドウェアは、HTTPポスト を介して、収集した情報を以下のURLに送信します。

  • http://www.{BLOCKED}ck.co.kr/adver_partner/CallKeyword.php?addr={Host IP Address}&q={Site & Search Query}&uCode=popview

  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
SSAPI パターンバージョン: 1.691.00
SSAPI パターンリリース日: 2016年1月4日

手順 1

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「ADW_KRADDARE.GA」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 2

自身のアンインストールオプションを使用し、「ADW_KRADDARE.GA」を削除します。

[ 詳細 ]
マルウェアのプロセスの削除

手順 3

メモリ上で実行されているプロセスを終了します。

[ 詳細 ]

  1. 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャに表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  2. 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 4

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

手順 5

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

手順 6

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。


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