CISO、事業統括責任者、DX推進担当者向けセキュリティ教育を新たに提供

~法人組織のセキュリティイノベーション推進を支援~

2021年7月14日

トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン 東証一部:4704、以下、トレンドマイクロ)は、日本国内の法人組織が安心、安全なDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現するために、最高情報セキュリティ責任者(CISO:Chief Information Security Officer)、事業統括責任者およびDX推進やITを用いたサービスの企画立案/推進を行う実務担当者向けのセキュリティ教育を新たに提供することをお知らせします。2021年7月14日より本セキュリティ教育の申し込み受付を開始し、2021年8月中旬から提供を開始します。

本セキュリティ教育は、企業や組織が安全なDXを実現するためにトレンドマイクロの知見やノウハウを共有する「トレンドマイクロ サイバーセキュリティ・イノベーション研究所 セキュリティ・ナレッジ&エデュケーション・センター」が提供します。従来から提供しているセキュリティ専門人材向けの教育と本セキュリティ教育をあわせて2023年12月末までに80,000人のセキュリティ人材の育成を目指します。

DXは、デジタル技術の浸透によって、人々の考え方・習慣・常識が変化することです。近年、日本において国を挙げた企業のDX推進が取り組まれています。製品やサービス、業務そのものや組織体制に至るまで、ビジネスにおける様々な要素において、データとデジタル技術の活用が進んでいます。

一方で、サイバーセキュリティ対策が伴わないDX推進により、外部からの不正アクセスや情報漏洩によりサービスそのものが停止してしまう事例が発生しています。安心、安全なDXの推進においては、まずCISOが企業のサイバーセキュリティ戦略を正しく指揮することが求められます。それに併せて、事業統括責任者は事業戦略を立案・実行する視点でサイバーセキュリティにおけるビジネスレジリエンス※1を向上させる活動が、DX推進担当者にはITを利活用する際にどのようなセキュリティリスクがあるかを理解することが、それぞれ求められます。
※1:ビジネス環境の変化や突然の混乱、危機に対して、組織が繁栄・持続するための適応能力

トレンドマイクロでは、2019年よりサイバー攻撃の防御や発生時の対処を行うSOC(Security Operation Center)やCSIRT(Computer Security Incident Response Team)などセキュリティ専門人材向けにセキュリティ教育を提供してまいりました。今回新たに「トレンドマイクロ サイバーセキュリティ・イノベーション研究所 セキュリティ・ナレッジ&エデュケーション・センター」が、CISO、事業統括責任者およびDX推進担当者向けに、企業が安全にDXを推進していくにあたり、それぞれの役割において必要なサイバーセキュリティのナレッジを体系的に提供します。

CISO向けのセキュリティ教育では、変化の激しい社会情勢において、企業のビジネスを守るために必要となる幅広い知識を提供します。例えば、社会情勢が及ぼす経営リスクや自社の重要な経営資産の洗い出しの方法、サイバーセキュリティにおけるビジネスレジリエンスの向上を目指した体制の構築と運用や企業が取り組むべきサイバーセキュリティ対策の知見を学びます。

事業統括責任者向けのセキュリティ教育では、各国の法規制やガイドラインが自社の経営に及ぼす影響や自社の重要な経営資産の洗い出しを行うことで、ビジネスレジリエンスを高める組織体制や取り組むべきサイバーセキュリティ対策を学びます。

DX推進担当者向けのセキュリティ教育では、自業務におけるリスクの洗い出しやサプライチェーンマネジメントに潜むサイバーセキュリティリスクの検討など、発生頻度や影響を踏まえた現場におけるリスクマネジメントを学びます。

◆各コースで提供する学習要領例

● CISO向け

  • 社会情勢、経営環境変化、サプライチェーンリスク等を考慮したセキュリティファースト経営に向けた知識の提供
  • サイバー犯罪の傾向から見た、セキュリティマネジメントの実践とセキュリティガバナンスを有効化させる組織組成の為の知識の提供


● 事業統括責任者向け

  • 事業統括責任者として抑えるべき、経営リスクからDX推進、サプライチェーンマネジメントに至るまでのサイバーセキュリティ知識の提供
  • サイバーセキュリティに基づいた、リソースとリスクのマネジメント等を考慮した体制の構築と運用までの知識の提供


● DX推進担当者向け

  •  組織運営における各ガイドラインに沿ったセキュリティマネジメントフレームワーク適用に向けた知識の提供
  • ビジネスオペレーションにおけるIT利活用、DX推進等に向けたサイバーセキュリティリスクに関する知識の提供

 

◆各トレーニングの名称・日数・価格について

名称 日数 参考標準価格(税抜)
(1名あたり)
サイバーセキュリティナレッジトレーニング
- CISO向け
1日間 ¥100,000
サイバーセキュリティナレッジトレーニング
- 事業統括責任者向け
1日間 ¥100,000
サイバーセキュリティナレッジトレーニング
- DX推進担当者向け
2日間 ¥180,000

◆実施形態について
各トレーニングはオンラインにて提供します。なお、今後は新型コロナウイルスの感染状況を考慮しながら、対面講義とオンラインを並行したハイブリッドでの提供を予定しています。

◆関連Webサイト
サービスの詳細はこちらをご覧ください。

トレンドマイクロ サイバーセキュリティ・イノベーション研究所について
トレンドマイクロ サイバーセキュリティ・イノベーション研究所は、世界的に高まるセキュリティファーストの要求に応え、法人組織のセキュリティイノベーション推進を支援することを目的に、トレンドマイクロが2021年1月に設立した研究機関です。

同研究所は、製品・サービスの安全性を評価する「トランスペアレンシー・センター」、日本国内の法人組織を狙う高度なサイバー攻撃などに関する情報を分析・発信し対策支援を行う「スレット・インテリジェンス・センター」、セキュリティ人材の育成を支援する「セキュリティ・ナレッジ&エデュケーション・センター」が中核となります。

詳しくはこちらをご覧ください。