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- HES 提供・サポート終了とTMEmSへの移行のご案内
2008年販売開始のTrend Micro Hosted Email Security(以下、HES)は、2000年代中頃の設計にて既に15年弱が経過し、お使いになるお客さまが求めるシステムの運用やセキュリティ機能に対して今後も十分な対応をすることが難しくなっております。今日、市場で提供されている最新の開発技術やツールを有効に使い改めて開発をすることで運用面の改善を、また、その再設計により新たなコア技術を搭載することも可能となり、現在、及び今後のお客さまのメールセキュリティを支えるために、新たなTrend Micro Email Security(以下、TMEmS)に移行頂くことが、ご利用頂くお客さまにとっても最善であると判断し、当該HESの終息とTMEmSへの移行をお願いする次第です。
尚、TRSL版HESの更新、追加ライセンスを2021年3月31日に販売終了、2022年3月31日にサポート終了させていただくこととなりましたので、こちらの時期を念頭に置きTMEmSへの移行をご検討頂けますと幸いです。
HESと比較したTMEmSの主なメリットは以下のとおりです。
① 不正URL対策として以下の脅威対策機能を強化
- URLサンドボックスにより未知の脅威への動的解析
- 添付ファイル内のURL検索
② 運用に関する機能強化
- メールサーバ障害時に最大10日分のメール業務継続可能な不達メール管理機能
- ログやレポート部分など運用を更に効率化するための機能
機能差の詳細はTMEmS製品ページをご参照ください
TRSL版Hosted Email Security (HES) をご利用のお客さまがTSSL版Trend Micro Email Security (TMEmS) をご契約される場合、移行ツール※を利用してデータを移行することが可能です。
ツールを用いたHESからTMEmSへの設定移行は、以下の二種類存在します。
① 初期セットアップ時に実行可能なプロビジョニングウィザード
TMEmSに初めてログインした際に実行されるプロビジョニングウィザードを使用した設定移行方法です。なお、このプロビジョニングウィザードを使用して設定移行が完了した場合は、②の設定移行の画面は表示されません。またデータ移行は、1回のみ実行可能となっており、複数回実施することはできませんので、ご注意ください。
② 管理コンソールから実行可能なデータ移行ツール
TMEmS管理コンソール画面上部のメニューより、[管理]→[データ移行ツール]を選択し移行をおこなう方法です。既に①の方法移行が完了している場合、管理コンソールのメニューに表示されません。またデータ移行ツールについては、1度実行すると管理コンソールのメニューに表示されなくなります。
補足:ツールでの移行対象データについて
*1 HESから移行するサブアカウント名がTMEmSに存在する場合は、アカウント名が変更され、移行されます。
*1 隔離されているメッセージについては、移行対象とならないため、TMEmSへのサービスを切り替える前に必要に応じてメッセージをユーザーに配信することをご検討ください。
上述したツールを利用してデータを移行後、移行された内容をTMEmS管理コンソールから確認し、MXレコードの変更などの作業を実施することで、移行が完了します。
TRSL版HESご利用のお客さま向けに長年のご愛顧に応え、一定期間特別価格でTSSL版TMEmSライセンスをご提供します。
以下に記載する特別価格適用期間内は、追加および更新も特別価格を適用可能です。
適用期間:2020年3月25日受注分~2023年3月末
価格に関しては、TRSL版HESをご購入いただいた販売店・パートナーさま、または弊社担当営業へお問合せください。
本件に関してご不明な点がございましたら、
法人お問合せ窓口または、販売店・パートナー専用窓口までお問合せください。
なお、製品の技術や仕様に関しては、弊社サポートセンターまでお問合せください。