クラウド環境の複雑さ
オンプレミス環境を保護しつつ、ワークロードをクラウドに移行する際にセキュリティチームにかかる負担は非常に大きなものです。さらにクラウド環境では、クラウド特有のオートスケールやセルフプロビジョニングといった機能に対して、セキュリティを追従させる負荷も発生します。
クラウドへの移行やクラウド環境を拡張する際は、複数のクラウドインスタンス、サービス、またはプロバイダを活用するため、無秩序な状態に陥り、データやアプリケーションのチェックを維持することが困難になる場合があります。リスクを発見し、進化するハイブリッドクラウド環境を保護することが課題になります。
セキュリティで保護されていない重要なデータやアプリケーション
オンプレミスとクラウドのセキュリティには異なる戦略が必要です。クラウドでもデータセンターと同じようにアプリケーションにパッチを適用していますか? また、クラウドとベンダの無秩序な拡大を経てもクラウドセキュリティポリシーはすべてのクラウド環境とアプリケーションで一貫していますか?
様々な環境が混在することで生まれる死角
クラウドでインフラストラクチャを構築・展開する際に、様々なソースにもとづくサイロ化されたビューがセキュリティ上の盲点を生み出していませんか? こうした盲点は、設定ミスや脆弱性、データ漏洩、セキュリティインシデント、およびその他のコストのかかる問題につながる可能性があり、セキュリティチームが気付かないこともあります。
コンプライアンスとガバナンスの遅れ
ハイブリッドクラウドには固有のコンプライアンス上の課題があるため、ハイブリッドクラウドインフラストラクチャが規制やガイドラインに準拠しているかを手動で確認するのは面倒なプロセスです。さらに利用環境が増えるほど、複雑さが増します。
包括的なハイブリッドクラウドセキュリティでできること
信頼できるクラウドセキュリティソリューションであるTrend Cloud One™を通して、必要な可視性とガバナンスを手に入れてください。物理、仮想、クラウドネイティブのいずれの環境であっても、クラウドジャーニーのあらゆる段階で、トレンドマイクロの最先端のクラウドセキュリティは、様々なデータにもとづくインサイトを 1 か所に表示します。エンドポイント、ワークロード、クラウドストレージ、コンテナ、サーバレス、ソースコード、ネットワーク、クラウド構成など、環境全体のリスクを、開発時とランタイムに確認します。
ハイブリッドクラウドの保護
データセンターとクラウドのリスクを防止、検出、調査、対応します。エンドポイント、仮想マシン、ワークロード、クラウドストレージ、コンテナ、サーバレスなどを保護します。
運用効率のための広範な自動化
クラウド移行を簡素化し、拡張しやすくします。データセンターとクラウド全体で自動化されたセキュリティポリシー、導入、監視、およびコンプライアンスレポートを使用して、時間とリソースを節約します。
コラボレーション
クラウド移行とハイブリッドクラウドセキュリティに関与するすべてのチームが一緒に組織を保護するために権限を与えます。運用チーム、クラウドチーム、セキュリティチーム、および開発チーム間の可視性のサイロを分解して、洞察を共有し、リスクを軽減します。
コンプライアンス対応
データセンターとパブリッククラウドインフラストラクチャ全体でコンプライアンス、ガバナンス、および保証の要件を一貫して評価することで、コンプライアンスに費やされる時間を削減します。GDPR、PCI DSS、HIPAA、NISTの要件を必要な監査人や規制機関に変革時に提供します。
XDR(Extended Detection and Response)
Trend Cloud One™は、XDRおよびMDRを通じて、お客さまのサイバーセキュリティアーキテクチャ全体と統合します。アタックサーフェス（攻撃対象領域）にわたるリスクの影響を確認して理解し、ビジネスを保護します。
クラウドリソースに関する豊富なデータに基づくコスト削減とビジネスメリット
- 脅威を数分で特定
- 最大188%のROIを実現
- パフォーマンスへの影響なしにセキュリティを提供
- セキュリティ管理にかかる時間を年間最大6,200時間削減
- 環境内のデータを保持
- 脅威の検出と対応にかかるコストを最大27%削減
- AWSアカウントごとにすべてのリソースとセキュリティの状態を確認
- 発覚した脅威は修復ガイドに沿って確認・対処
クラウド移行に関するホワイトボードセッション
トレンドマイクロのクラウドテクノロジー担当バイスプレジデントであるMike Milnerが、クラウドへの移行を保護するためのベストプラクティスについて説明します。
クラウド移行の主な考慮事項
クラウドの自動化とスケーラビリティの価値を最大限に引き出すには、クラウド移行の最初のステップからセキュリティについて考慮する必要があります。クラウド移行のどの段階でも、以下に挙げる重要なクラウドセキュリティ要件を念頭に置いてください。
サポート終了を迎えたシステムの保護
IPSルールによって配信される仮想パッチを活用することで、既知の脅威はもちろん、未知の脅威からレガシーシステムを保護します。
ベンダ統合
ひとつのソリューションで幅広い範囲をカバーすることで、ハイブリッドクラウドの保護を簡素化します。
ビルドとランタイムの保護
クラウドネイティブのアプリケーション保護プラットフォーム (CNAPP) 機能により、セキュリティと開発の固有のニーズに対応します。
可視化
クラウド資産を包括的に把握することで複雑さを解消します。
包括的なAPI
開発者を混乱させることなく、セキュリティをDevOpsのプロセスに組み込みます。
コンプライアンスの促進
継続的なモニタリングにより、要件の変更に先回りして対処します。
XDRとMDRの統合
マルチレイヤのデータ収集と関連付けにより、サイロを解消します。
「IDC: Worldwide Cloud Workload Security Market Shares, 2022: A Shifting Landscape(US50197823) 2023年5月」にてシェア1位を獲得
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