トレンドマイクロ、FedRAMPを取得

2024年1月19日

※ 本リリースは、2023年12月20日に米国にて発表されたプレスリリースの抄訳です。

トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン 東証プライム:4704、以下、トレンドマイクロ)は、Trend Cloud One for Governmentが、FedRAMP® ATO(Authorization to Operate)を取得したことをお知らせします。FedRAMP®(Federal Risk and Authorization Management Program)は、クラウドサービスを対象とする米国連邦政府の調達要件に関する認証制度です。

DataBankのChief Information Security Officer, Mark Houpt氏は次のように述べています。「セキュリティベンダーを評価する際、私たちはそのベンダーの提供するサービスのあらゆる要素を検討し、そのベンダーの専門知識と同業他社を比較します。FedRAMP® ATOの取得は、高いレベルのセキュリティ提供力とコンプライアンスを示すものです。FedRAMP® ATOは、米国連邦政府のニーズに関係なく、世界中の企業にその価値を提供します。トレンドマイクロと協業することで、私たちもこの恩恵を顧客に還元することができます」。

世界的な政府認証であるFedRAMP® ATOの取得により、トレンドマイクロのサーバ、ワークロード、およびエンドポイントのセキュリティが、官民問わずクラウド環境の近代化を進めるお客様に提供されることになります。

CoalfireのExecutive Vice President of Advisory Services, Karen Laughton氏は次のように述べています。「市場ではサイバーリスクを可視化し、被害からの復旧を管理可能にする統合サイバーセキュリティプラットフォームを必要としています。我々の長年のパートナーであるトレンドマイクロがFedRAMP®を取得したことで、トレンドマイクロが提供する優れた機能を提供できることを嬉しく思います。トレンドマイクロの連邦政府へのたゆまぬコミットメントにより、公的機関やサプライヤーは、効果的なリスク管理に必要な拡張性と柔軟性を備えたセキュリティを手に入れることができます」。

他ベンダーによる複数のソリューションによって実現できることが、トレンドマイクロの単一のソリューションで可能になります。このソリューションには、攻撃リスクの低減や潜在的リスクの特定などの侵入防御機能のほか、脆弱性を特定し対処する機能、修正プログラムが適用されていない脆弱性の悪用をフィルタリングする機能などが含まれており、通常の修正プログラムへの対処サイクルが完了するまでの時間を確保できます。またSaaSによる提供のため、自動インストールや、設定アップデート、修正プログラム適用、バックアップにより、運用者への負荷を軽減し、セキュリティ担当者は緊急性の高いセキュリティ・タスクに集中できます。

このソリューションは、脅威の標的となりがちな連邦政府機関やコンプライアンスを重視する法人組織に高いレベルの保護を提供します。機能は以下の通りです。

●エンドポイントおよびワークロードセキュリティの保護:
パフォーマンスを損なうことなく、包括的なSaaSソリューションを使用し、エンドポイント、サーバ、データセンター、クラウドのワークロードを保護します。

●様々な脅威に対する保護:
様々な環境における脆弱性、マルウェア、不正な変更を検出し、保護します。

●より迅速な検知・対応の推進:
セキュリティの対応不備や、アラートの過負荷、運用の複雑さ、セキュリティギャップを減らします。

●コンプライアンスの簡素化:
FedRAMP® ATO、ISO、CSAなどの認定を受けたTrend Cloud Oneは、サイバーリスクの管理を合理化できるコンプライアンス機能を備えています。

今回のFedRAMP® ATOの取得は、政府機関やそのパートナー、サプライヤーの拡大するクラウド領域におけるアタックサーフェス(攻撃対象領域)を保護するトレンドマイクロのセキュリティに対する、米国公共部門からの信頼を示すものです。
また、トレンドマイクロではデータプライバシーと情報収集の透明性に取り組んでいます。データ処理は米国内で行われ、データはトレンドマイクロの商用のクラウド環境からは分離されており、セキュリティクリアランスを持つアナリストのみがアクセスできるようになっていることで、厳格なFedRAMP® ATO要件も満たしています。

CarahsoftのPresident, Craig P. Abod氏は次のように述べています。「当社は省庁に特化したトレンドマイクロのパートナーとして、トレンドマイクロのFedRAMP®取得を嬉しく思います。トレンドマイクロのこれまでの投資は、FedRAMP®プログラムの重要性や、省庁における安全なクラウド移行の促進に向けた貢献、そしてトレンドマイクロの顧客と市場を支えているパートナーに対するプログラムの重要性を示しています」。

2011年に設立されたFedRAMP®は、政府機関が先進的なクラウドテクノロジーを安全に利用し、業務の俊敏性、コスト効率、革新性を高めることを目的とした政府全体の取り組みです。FedRAMP®は、透明性の高い米国国立標準技術研究所(NIST)の標準とガイドラインを使用しており、クラウド技術と連邦政府機関のセキュリティとリスク評価を標準化しています。

Trend Cloud One for Governmentについて

FedRAMP Marketplaceのトレンドマイクロについて

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