トレンドマイクロのZero Day InitiativeがFrost & Sullivanにより脆弱性調査組織のリーダーとして評価

2016年11月17日

※ 本リリースは、2016年10月26日に米国にて発表されたプレスリリースの抄訳です

トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:エバ・チェン、東証一部:4704 以下、トレンドマイクロ)は、トレンドマイクロが運営する脆弱性発見・研究コミュニティ「Zero Day Initiative」が2015年に最も多数の脆弱性を報告したリーダーとして、Frost & Sullivanにより評価されたことをお知らせします。Frost & Sullivan の調査レポートであるAnalysis of Global Public Vulnerability Research Market(2015年)によると、2015年の世界における全脆弱性の内、約49.1%がZero Day Initiativeの報告によるものでした。  

Zero Day Initiativeは、2015年の世界における1,337件のソフトウェアの脆弱性の内、656件を公開しました。これは2014年の公開件数と比較し、およそ91%増加しています。また、Zero Day Initiativeは、420件の非常に深刻な脆弱性の発見数においてトップであり、これは2014年における同レベルの脆弱性発見数の1.6倍となっています。Zero Day Initiativeは、Webブラウザ及びMedia Playerの脆弱性に関する主要な公開組織としても評価されています。

トレンドマイクロのディレクターであるBrian Gorencは次のように述べています。「過去5年間で、脅威レベルの複雑化や巧妙化の影響により、脆弱性に関する報告件数はおよそ170%の増加が見られています。トレンドマイクロと主要ソフトウェアベンダ並びに調査コミュニティとの長年にわたる関係は、製品開発ライフサイクルにおけるセキュリティの重要性に影響を与え続けています」。  

Frost & Sullivanによる調査では、最も信頼できる脆弱性情報を提供するベンダと調査機関を特定するために、9つの組織から集められた公的な脆弱性データを分析しています。それには、ソフトウェアの脆弱性及び脆弱性情報を公開した組織に関する情報が含まれています。  

Frost & SullivanのSenior Industry AnalystであるTony Massimin氏は次のように述べています。「Zero Day Initiativeは、全脆弱性報告の中で、最も多くの情報を発信する組織であると再び立証されました。グローバルレベルでのサイバーセキュリティの提供を通して、トレンドマイクロは、広範なセキュリティインテリジェンスコミュニティにおいて、積極的に報告、関与を行い、脆弱性調査及び報奨金プログラムに関するベンチマークを定めています」。   

Zero Day Initiativeは、ベンダに影響を及ぼすゼロデイ脆弱性について情報公開を促進するために、2005年にTippingPointにより設立されました。TippingPointは、2016年3月にトレンドマイクロによって買収されました。Zero Day Initiativeは、2016年10月26~27日に東京で開催されたPacSecセキュリティカンファレンスにてMobile Pwn2Own 2016を主催しました。Pwn2Ownは、Zero Day Initiativeによる、多様なモバイルプラットフォームの脆弱性発見を目玉とする、セキュリティ研究者に報酬を与える年1回開催のコンテストです。 

Frost & Sullivanよるレポート全文はこちらからご覧いただけます。

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