クラウド型セキュリティへの移行によるコスト削減額を試算できる「セキュリティコスト削減シミュレーションツール」を公開

~5000人の企業で年間3000万円以上を削減~

2011年6月27日

トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン 東証一部:4704、以下、トレンドマイクロ)は、企業におけるセキュリティ運用コストを試算する「セキュリティコスト削減シミュレーションツール」をトレンドマイクロのWebサイトにて公開したことをお知らせいたします。
また、本ツールのAndroid向けアプリケーションをAndroidマーケットにて提供開始いたしました。iOS向けのアプリケーションはAppstoreにて7月中旬より提供を開始する予定です。

パターンファイルなどのセキュリティ対策に必要な全ての情報を、クライアントに配信する従来の対策方法は、クライアントの管理やネットワーク帯域の確保など環境変化に応じた運用に時間と費用を要しています。一方、次々に発生するセキュリティ脅威に対してリアルタイムな対処が困難になっており、企業内で感染が拡大した際の生産性の低下やIT部門による復旧コストもシステム管理者を悩ませています。

クラウド型セキュリティソリューション「Trend Micro Smart Protection Network」は、クラウド上のデータベースに必要に応じて問い合わせに行く仕組みにより、リアルタイムの対策と運用の効率化を実現し、結果として様々なコストを継続的に削減できます。

この度、公開した「セキュリティコスト削減シミュレーションツール」は、現在のセキュリティ対策における運用コストを可視化して、従来型からクラウドセキュリティへの移行によるコストの削減額をすぐに試算できます。セキュリティの運用にかかわるコストにお悩みの企業のシステム管理者の方や、ユーザ企業に新しいセキュリティ対策を提案する営業担当の方は本ツールを利用し、クラウドセキュリティの効果をシミュレーションすることができます。

■「セキュリティコスト削減シミュレーションツール」の概要

従業員数などの基本情報を入力し、試算開始ボタンをクリックするとコスト試算結果が表示されます。入力した総従業員数にあわせて政府統計データに基づく平均年間給与、平均年間労働時間が自動的に入力されますが、実際の数値に置き換えることができます。
また、「アドバンスドモード」「カスタムモード」でより詳細な情報を入力することで、さらに実情に即した試算が可能です。
試算結果はツール上で印刷、PDFファイルに出力してオフラインでも利用できます。

■サンプル:従業員5000人の企業での試算例
総コスト削減額: 3152万円(44.8%減)

<セキュリティ管理の総費用>
従来型 : 7038万円 
クラウド型: 3886万円
<主なコスト>
・ エンドポイントの管理作業に要するコスト →25%減
・ エンドポイント感染時のITスタッフのコスト →63%減
・ 感染による従業員生産性損失額 →63%減
・ セキュリティ被害による損失額 →20%減

※ 上記はコスト削減シミュレーションツールのシンプルモードにおいて、総従業員数5000人、ITスタッフ一人当たりの従業員数25人、年間給料をITスタッフ800万円、非ITスタッフ650万円で試算した結果です。

■サンプルキャプチャ

・Webサイト:試算結果画面

・Android向けツール:入力画面

※ このセキュリティコスト削減シミュレーションツールは、オスターマンリサーチ社が行った調査とコスト算出モデルに基づいています。したがって試算結果は貴社の正確なセキュリティコスト削減額を保証するものではありません。

※ TRENDMICROはトレンドマイクロ株式会社の登録商標です。また、各社の社名等は、各社の商標または登録商標です。