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トレンドマイクロ、インターポールの捜査”Operation Synergia II”に協力
サイバー犯罪で用いられたIPアドレスやサーバの情報を提供
2024年11月22日
トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン 東証プライム:4704、以下、トレンドマイクロ)は、国際刑事警察機構(インターポール)に対して、サイバー犯罪で用いられたIPアドレスやサーバ情報の提供による捜査協力を行うことで、サーバの押収やサイバー犯罪者の逮捕に貢献したことをお知らせします。
インターポールの公式発表はこちらをご覧ください。
トレンドマイクロは、長年にわたりインターポールを含む法執行機関に対してスレットインテリジェンスやサイバー犯罪者のプロファイル情報を提供することで、サイバー犯罪の撲滅に貢献してきました。今回の捜査協力はインターポールが主導する「Operation Synergia II」という作戦の一環です。この作戦は、フィッシングキャンペーン、ランサムウェア攻撃、情報窃取マルウェアなどの広範なサイバー脅威に取り組んでおり、2024年4月1日から8月31日まで、95のインターポール加盟国が参加し、サイバー犯罪に用いられた22,000件以上のIPアドレスやサーバをテイクダウンしました。法執行機関は計59台のサーバと、ノートPC、携帯電話、ハードディスクなど計43台のデバイスを押収し、これらはすべてサイバー犯罪者のプロファイルに関連していると考えられます。その結果、41人が逮捕され、さらに65人の容疑者を調査しています。
今回の作戦について、トレンドマイクロは、以下のような情報提供をインターポールに対して行っています。
● Operation Synergia IIに関連する犯罪で使われたIPアドレスの分布に関する情報
2024年1月から3月までの検出したIPアドレスの分布
● Operation Synergia IIに関連する犯罪で用いられたサーバ上で配布されたマルウェアの分布
さらに、2024年7月22日から26日までの期間において、トレンドマイクロではOperation Synergia IIの参加国の捜査官20名に対してトレーニングを提供しました。このトレーニングは、以下の分野を含む高度なマルウェア分析に焦点を当てています:
・ 表層解析(感染動作の解析、ハッシュ情報を用いた関連情報の収集等)
・ 動的解析(サンプルマルウェアを使用したシステム、プロセス、ネットワークの監視を基にした解析等)
・ メモリフォレンジック(専用ツールを使用した揮発性データの取得、分析、アーティファクトの収集等)
トレンドマイクロは、世界各国で絶えず発生し続けるサイバー犯罪から社会を守るために、国内外の組織や警察機関と密に連携しています。トレンドマイクロのサイバー犯罪撲滅に対する取り組みはこちらをご覧ください。