- About Trend Micro
- プレスリリース
- トレンドマイクロ、インターポールの捜査”The Contender 2.0”に協力
トレンドマイクロ、インターポールの捜査”The Contender 2.0”に協力
サイバー犯罪者のSNSアカウントや出入りしているバーを特定
2024年11月15日
トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン 東証プライム:4704、以下、トレンドマイクロ)は、国際刑事警察機構(インターポール)に対して、容疑者のプロファイル提供による捜査協力を行うことで、ロマンス詐欺※1を行うサイバー犯罪者の逮捕に貢献したことをお知らせします。
※1 SNSなどを通じて出会った者とやりとりを続けることで恋愛感情や親近感を抱き、金銭等をだまし取られてしまう詐欺
インターポールの公式発表はこちらをご覧ください。
トレンドマイクロは、長年にわたりインターポールを含む法執行機関に対してスレットインテリジェンスやサイバー犯罪者のプロファイル情報を提供することで、サイバー犯罪の撲滅に貢献してきました。今回の捜査協力はインターポールのアフリカサイバー犯罪対策共同プロジェクト(African Joint Operation against Cybercrime(AFJOC))が主導する「The Contender 2.0」という作戦の一環です。この作戦は、ビジネスメール詐欺(BEC)、ロマンス詐欺、暗号通貨やその他のデジタル資産が関与することが多い金融グルーミング犯罪など、幅広いサイバー犯罪に対抗することを目的としています。
今回、「The Contender 2.0」の取り組みとして、2024年4月27日、フィンランドの被害者に多額の金銭的損失をもたらしたロマンス詐欺を画策した2人がナイジェリア警察に逮捕されました。この逮捕について、トレンドマイクロは、以下の調査でこの作戦に貢献しました。
● 詐欺に使用された電話番号の所有者および関連する位置情報を特定するための情報提供を行いました。
● 詐欺に使用された電話番号および容疑者に関連するソーシャルメディアやメールアドレスの特定と追跡を実施しました。
● 容疑者の一人に関連するTikTokアカウントを分析することで、撮影された正確な場所を特定しました。具体的には、容疑者がバーでシーシャを頻繁に使用していることを発見、容疑者を撮影したユーザのFacebookページを特定し、容疑者がいつそのバーに現れていたのかの情報を提供しました。
トレンドマイクロは、世界各国で絶えず発生し続けるサイバー犯罪から社会を守るために、国内外の組織や警察機関と密に連携しています。トレンドマイクロのサイバー犯罪撲滅に対する取り組みはこちらをご覧ください。